電力会社に、「原子力発電所の建設費はいくらですか?」と聞いてみた
中には「建設費を公表すると、電力の自由化によって競争力を損なう恐れがある」などの理由で教えて頂けなかったところもありました。
また「これからは公表をしない方針」といった声も聞かれました。
仕方がないので、過去に公表されたデータ、過去に報道されたデータを探しまとめました。
「※」が付いている数字がそれに当たります。
東京電力さんからは「建設時期がそれぞれ違いますので、当時の物価なども考慮して建設費をご覧ください」というお話を頂きました。
例えば、福島第一原子力発電所1号機の営業開始は1971年ですが、柏崎刈羽原子力発電所の7号機の営業開始は1997年で、その間は26年になります。
ちなみに九州電力さんの川内原子力発電所3号機は着工が平成26年3月の予定だそうです。
お電話して伺ったところ、「交渉事などに支障があるかもしれないため、建設予算などは公表できないです」とのことでした。
また、電源開発が青森県大間町に建設中の原子力発電所があります。
電源開発さんに電話して伺ってみたところ、こちらも「建設予算などの数字は公表できません」とのことでした。
ちなみに上記の金額を全部足すと13兆8,331億円です。
0がたくさんありすぎて、もう高いんだか安いんだか分からなくなりますね。
(高橋モータース@dcp)北海道電力さんの泊原発の建設費は「原子炉建設許可申請書」などによります。
東通原子力発電所、女川原子力発電所……東北電力さんからは「この数字は設置許可申請書に記載した建設費の数字で、この金額と実際にかかった金額の関係(大小)については当社のコスト競争力にかかわる事項であることから、回答は差し控えさせていただきたい」とのことでした。
「もんじゅの建設費」が回答されているページはこちら。