人気ネット証券の個別銘柄売買代金データ(通常は非公開!)直近6カ月分を集計してみたら、ぶっちぎりの1位はシャープ!ランキング上位100社の適正な株価を診断付きで一挙公開


59位 マツダ(東1・7261/1000株)

為替が円安となり買い進まれたが、PERが35倍超はさすがに行きすぎかもしれない。提携先である大型車路線を志向する米国のフォードとは、路線の違いから事実上の孤軍奮闘状態にある。

60位 東北電力(東1・9506/100株)

原発停止中で再稼働の見込みも立っておらず、綱渡りの電力供給が続いている。しかし、無配転落など悪材料はあらかた織り込んでしまった形だ。産業競争力の復活に向けた自民党施策に注目したい。

61位 武田薬品工業(東1・4502/100株)

国内ではトップ企業だが、新薬の特許切れ問題で苦戦を強いられている。海外企業の買収で事業再構築に向けて着々と布石を打っているが、成果が出るまでには時間がかかるだろう。

62位 東京エレクトロン(東1・8035/100株)

半導体や液晶、太陽電池などの製造装置メーカーとして世界的にも有名だ。政府による太陽光電力の買い取り価格の引き下げで、太陽電池部門は売り上げが急減する見込みなのが心配である。

63位 NEC(東1・6701/1000株)

通信・家庭電気会社の中でもネットワークに強く、他社より損益の回復が早そうだ。前期に大幅赤字を計上しており、来期にかけてリストラの成果も表れて業績に寄与することが期待できる。

64位 大和証券グループ本社(東1・8601/1000株)

昨年11月からの株式相場の回復で、急速に損益が上向いている。他社との提携がしばしば金融業界の話題になっているが、今後の業績や株価は市況次第。日経平均が1万2000円を超えてくれば、さらに◎。

65位 富士フイルムHD(東1・4901/100株)

特殊技術を駆使した液晶フィルムなど、世界的な競争力を持つのが強み。海外売上高比率は5割を超えており、円安が業績改善に直結しそうだ。来期は2割増益となる可能性もありそうだ。

66位 NTT(東1・9432/100株)

NTTドコモの連結決算の反映が業績を大きく左右している。自社株の行方にも関心大。リストラの余地はまだあるため、光回線を大幅に値下げしても収益への影響は限られる見通しだ。

67位 三菱重工業(東1・7011/1000株)

火力発電用タービンの需要が伸びているが、原子力部門の新規受注が見込めない状態にあるのが厳しいところ。円安は好材料だが、材料に乏しく投資家の関心がやや薄い印象がある。

68位 三菱電機(東1・6503/1000株)

国内の家電不振や中国の成長鈍化が懸念材料。重電部門で安定した収益を稼いでいるが、液晶などのかつての戦略分野に関しては苦戦が続いている。株価は市場平均並みの動きとなっている。

69位 住友商事(東1・8053/100株)

資源価格の軟化などマイナス要因はあるが、情報通信事業を強化する方針をとっており、収益対策に抜かりはない。もともと株価は割安圏にあり、上値余地はまだまだ十分にあるだろう。

70位 大日本スクリーン製造(東1・7735/1000株)

半導体製造装置で稼ぐ会社の宿命で、半導体市況に大きく振り回される。同市場の不況を受けて、今期は無配に転落し、買いを入れるなら、来期の業績計画を見極めてからが吉だろう。


※現在の株価、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、貸借倍率、配当利回り(今期予想)は2013年2月8日現在。妥当な株価を算出するために使用した直近ROE(自己資本利益率)は今期予想の数値がベース。「黒字」「赤字」は経常利益。2013年1月31日までに開示された決算情報によるもの。「個人投資家人気株BEST100」のランキングは、SBI証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券、GMOクリック証券、松井証券、楽天証券(五十音順、敬称略)の協力を得て、2012年7月〜12月の売買代金のデータを入手。編集部で各社のランキングを集計し、時価総額に対する売買代金の比率なども加味してランキングした。思惑系の値動きをする銘柄もあえて外さず掲載したが、推奨株というわけではないので注意していただきたい。JQ=ジャスダック 東マ=東証マザーズ。銘柄名は一部、略称表記にしている。

この記事は「WEBネットマネー2013年4月号」に掲載されたものです。