14日のヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦セカンドレグ、ファーストレグを0−3で落としていたインテルは、90分を3−0で終え、延長戦に持ち込んだ。だが、延長に1ゴールを許すと、その後再び1点を挙げたものの、アウェーゴールの差で大会敗退が決まっている。

アンドレア・ストラマッチョーニ監督は落胆と緊張を浮かべつつ、明確な考えを口にしている。

「答えを示すための最善の方法は、言葉ではなくパフォーマンスだった。そして今夜、インテルは素晴らしいパフォーマンスを見せたよ。最もうれしかったのは、プレーの点で大きな前進ができたことだ。以前からやっているものの、ピッチで常に見られなかったことに確信を見つけることができた。今シーズン最高のインテルだったよ。我々がいるということ、このチームに価値があること、団結していることのシグナルだ。堂々と今季を終えたいと思っている」

マッシモ・モラッティ会長に対しても良いシグナルとなっただろう。

「会長は素晴らしいよ。結果で報いたい。昨日、会長から『もしもし、(ミルチェア・)ルチェスクかい』と電話があったんだ。私は『いえ、まだ前の監督ですよ』と答えたよ。会長は我々のそばにいてくれた。そして選手たちは、重要な答えを出してくれたんだ。私は何者でもなかったし、自分が安泰だと感じたことはまったくない。残りの10試合を戦って、6月30日に会長が決めるだろう。私にはピッチで働くことしかできない。それから評価のときだ」

リーグでの3位争いは日曜のサンプドリア戦から再開する。

「今夜の我々はとてもエネルギーを消耗した。素晴らしいインテンシティーで120分を戦ったんだ。だが大事なのは、今夜はチームがいたということだよ。大きな前進をしたことが大切なんだ」

「次はサンプ戦だ。その2週間後にはユーヴェ戦がある。ミニリーグ戦だ。それらをすべて戦わなければいけない。インテルは団結している。そういう答えを示せた」

最後に、ストラマッチョーニ監督はMFマテオ・コバチッチに賛辞を送っている。

「我々は彼の獲得を強く臨んだ。まだ18歳半だ。マネジメントしようとしているが、中盤における我々のプロジェクトにとっての貴重な人材だよ。私は、彼が成長していると思う。私が求めることを理解していると思うよ。今日の彼は素晴らしい試合をした」