ついに残り半年!2020年五輪招致レースの行方って?中の人インタビュー

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東京都が招致を目指している「2020年夏季オリンピック・パラリンピック」。

国際オリンピック委員会(IOC)評価委員の東京視察が3月4日から4日間にわたり行われた。

猪瀬都知事は有明のテニス会場予定地でラリーをしながら評価委員を出迎え、安倍首相は前回1964年東京五輪の歌をアカペラで披露。

皇太子殿下とIOC評価委員の面会も実現し、まさにオールジャパンの総力戦が繰り広げられた。

開催都市が最終決定する2013年9月7日まで、ついに残り半年を切った2020年五輪招致レース。

今回のIOC評価委員の視察を招致関係者はどう捉えたのだろうか?2020年のオリンピック・パラリンピック東京招致やスポーツ祭東京2013など、東京都のスポーツ振興活動をPRする「スポーツのチカラProject」の、チーフプロデューサー白井耀(しらい あきら)氏に今後の展望やプランと併せて話を伺った――4日間にわたるIOC評価委員による東京視察が終了しました。

今回の視察は、どういった形で開催地決定の参考となるのでしょうか?この視察は「評価報告書」を作成するためのテストのようなものなんですね。

いわば五輪開催都市選考試験の内申書である「評価報告書」は、評価委員が東京、マドリード、イスタンブールの順で視察した後にまとめられ、IOCの各委員に配られます。

そうして、9月にアルゼンチンで行われるIOC総会での開催地を決める投票の参考資料となるわけです。

――IOC調査による東京の開催支持率は70%でした。

IOCが昨年5月に発表した都内の支持率は47%だったわけですから、これは見事な数字です。

そして、70%の大台に載せたこと。

これは重要です。

69%と70%では大きな差です。

やはりロンドンオリンピックでの選手の活躍もありますが、都知事選挙や安倍政権の誕生、そして年末年始というタイミングなどもあって、国民一人一人が日本という国の未来について、真剣に、自分のこととして考える時間があったというのが、この数字のにあらわれていると思います。

最終的には、どれだけオリンピック開催を望んでいるかという点が勝負だと思うんですよ。

東京は、都市のインフラであったり安全面などでは、ライバルのマドリードとイスタンブールに負けていません。

「評価報告書」に掲載される支持率は判明しましたが、これから9月までの半年間、支持率という数字以外での熱気を、東京が世界に、そして投票権を持つIOC委員たちに向けてどう伝えられるかが非常に大きいですね。

――今後、支持率という数字以外の熱気のために、どのような後押しを予定されているのでしょうか?震災から2年が経ちますが、国内的には五輪招致およびスポーツを通しての復興はとても重要だと考えます。

そこで3月23日(土)と24日(日)の2日間、宮城県仙台市及び石巻市を会場に『東北スポーツサミット2013』を開催いたします。

このイベントには、ウィリー・バンクス氏、マイク・パウエル氏、カール・ルイス氏の3名が参加します。

マイク・パウエル氏とカール・ルイス氏といえば、なんといっても1991年の世界陸上東京大会男子走り幅跳びで、歴史に残る勝負を繰り広げました。

ウィリー・バンクス氏はUSOC、アメリカのオリンピック委員会の選手会の会長をされています。

陸上競技の世界で大きな影響力を持つ彼らが被災地を訪れることは、世界に対する大きなアピールになると思います。

――どういったイベントとなるのでしょうか?彼らに東北に来てもらって、東北からメダリストが生まれるきっかけづくりをしたいと考えています。

まず、23日は「東北スポーツ・コーチング会議」ということで、東北地域の学校のクラブ活動を見ている顧問の先生や、コーチ、指導者の底上げを図ります。