「角部屋」と「中部屋」、それぞれ何がメリット・デメリット?

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部屋探しのときに、「角部屋」にこだわる方がいらっしゃいます。

その理由はさまざまですが、実際に中部屋である一般の部屋と「角部屋」にはどんな違いがあるのでしょうか?■「角部屋」と「中部屋」の意外な関係では、それぞれの部屋のメリット・デメリットについて見ていきましょう。

・「角部屋」のメリット1、角部屋なので2面採光があり、日当たりがよく、開放感がある2、窓が多いので、通気性がよい3、建物の角に当たるので、中部屋に比べて生活音を抑える必要が少ない(隣家が一つ少ない)4、隣家からの生活音が少ない5、側面に窓だけでなく、ベランダがある場合も6、角部屋なので、用事のある人以外、自分の家の前を通らない・「角部屋」のデメリット1、外部に面しているので、中部屋に比べて、夏は暑く、冬は寒い2、外壁側が結露する場合もある3、冷暖房費が余分にかかる。

特に西日を受ける場合は、冷房費が多くかかる場合も4、窓が多いので、家具の配置に苦労する5、購入する場合は角部屋は高く、賃貸の場合でも若干家賃が高い・「中部屋」のメリット1、左右に部屋があるので、冷暖房の効率が良い2、結露の心配はベランダ程度で、角部屋に比べると少ない3、家具の配置もシンプル4、家賃も提示金額で割り増しがないことの方が多い・「中部屋」のデメリット1、ベランダなど1面採光なので日あたりには限界がある2、窓が少ない3、家の前を他の住人などが通過する4、解放感に欠けるこうしてみると、実は「角部屋」のメリットが「中部屋」のデメリットであり、「角部屋」のデメリットは「中部屋」のメリットになっているのです。

■機会と好みの問題かも……「角部屋」は、戸数からいっても当然「中部屋」より少ないので(一般的には1つの階に2か所のみ)、なかなか見つかりにくいという点もあります。

ですので、「角部屋」を探しているという場合、うまく空いていればラッキーということになるのでしょう。

最寄りの駅までの距離や、周囲の環境など住環境が整っていて、なおかつ「角部屋」という条件がついた場合、お気に入りの物件に巡り会える確率は少ないといえます。

また逆に、「中部屋」の良さも捨てがたいと考えれば、最終的には住む方の好みや主観次第ともいえるでしょう。

ただ、どうしても「『角部屋』で」という場合は、賃貸情報をまめにチェックしておくか、居住予定地の不動産会社に希望を伝えて、物件が出たらすぐに紹介してもらうよう手立てするのもひとつの方法です。

家族構成やライフステージによって、求める住まいのカタチも変わってきます。

家族の健康状態など特別な理由がない限りは、無理にこだわることなく賃貸生活を楽しむことをおすすめします。

(文・小出敦子/監修者・徳本廣明)監修者プロフィール徳本廣明一級建築士・マンション管理士・宅地建物取引主任者など、建築設計に関する総合コンサルタント。

3月中旬には建築専門出版社であるエクスナレッジより「中古住宅・マンションを正しく見分ける方法」の発行が予定されている。