”ドンブリ勘定”では家計管理は上手く行きません!【イラスト/斎藤ひろこ】】

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前回まで7回にわたり、単身者、DINKS、子育て世代と、家族構成別の家計の問題点を解説してきました。これらを読んでいただければ、現時点での家計管理のコツが見えてくるばかりでなく、この先家族が増えたり、子どもが成長したときに、家計がどう変化していくのかがイメージできるはずです。今回はそのコツを踏まえて、どう家計管理していけば赤字にならないか、解説したいと思います。

家族の成長にあわせ、家計も変わっていかなければいけない

 私たちは通常、年齢を重ねていくにつれて、実家を出て一人暮らしをするようになったり、結婚したり、子どもができて家族が増えたり……と、さまざまな変化を経験します。そうした世帯の変化があれば、家計の中身も変わってくるものです。

 ところが、家計再生コンサルティングを行なっていると、「結婚してからも独身時代と変らない感覚で外食や趣味にお金を使っていて、子どもが生まれたら途端に赤字」とか、「子どもに小さいときから習い事をさせていたけど、中学・高校と進学したら学費がかさんで、なおかつ子どもの習い事をやめさせるのも気の毒なので、家計が回らない」といった、世帯の変化を考えていないがゆえの問題家計によく直面します。

 その問題家計の中には、すべての支出項目(費目)で収入に対してお金を使いすぎている"メタボ家計"もある一方で、それなりに節約意識はあるものの、食費は月1万円(家族3人で)、その一方で通信費は月3万円……というような、"バランスが悪すぎる家計"もたくさんあるのです。

 以前は、圧倒的にメタボ家計が多かったのですが、最近は後者の"バランスが悪すぎる家計"が増えている実感があります。この連載でも、さまざまな問題家計を取り上げてきましたが、それらの多くに共通しているのは、やはり際立ったバランスの悪さでした。

 家計のバランスが悪いと、確実に何らかの無理が生じて、それが障害になり、お金を貯めにくい状況が生まれるものです。立て直すためには、費目ごとに細かく予算を決め、「有効なお金の使い方」をしていかなければなりません。ざっくり、ドンブリ勘定で管理しようとすると、どうしてもムダ使いが出がちですから、最初は費目をきっちり分け、それぞれに予算を決めたほうがいいでしょう。

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