Google、PageRankを渡すリンク売買にあらためて注意喚起

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Googleは3月11日、Googleウェブマスター向けの公式ブログで、PageRankを渡す有料リンクに関して注意を呼びかける記事を公開した。

同記事は、米サーチクオリティチームのMatt Cutts氏による英語版の記事を翻訳したもの。

同社は以前から、PageRankを渡すリンクを売買することはウェブマスター向けガイドラインに違反すると繰り返し説明してきたが、今回の記事もそのことをあらためて強調する内容になっている。

記事によると、PageRankを渡すリンクを売買することや、そうした有料リンクの埋め込まれたPR記事の掲載はガイドライン違反にあたり、Google検索での掲載順位が低下したり、Googleツールバーで表示されるWebサイトのPageRankが減少したりする可能性があるとしている。

Googleウェブマスターツールにおいて、PageRankを操作する意図で設定された可能性のある不自然なリンクがないかどうかを確認するように促す警告メッセージが届いた場合、すでにGoogle検索のインデックスにおいてそのWebサイトの信頼度が低下したことを意味するという。

警告メッセージを受け取った場合は、Webサイトにある有料リンクやPageRankを操作する目的のPR記事からPageRankが他のWebサイトへ渡らないように設定する必要がある。

それらを削除するか、あるいは各リンクに「rel=”nofollow”」属性を指定して、再審査リクエストを送信すると、ウェブマスターツール上で審査結果が通知される。