Jason_Statham_TIFF_2011
































ジェイソン・ステイサムを見ています。
1994年傑作「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」でデビュー。前歴がモデルという端麗な容姿と演技力でキャリアを積み、アクション映画にも活躍の場を広げ、「トランスポーター」「アドレナリン」などの人気シリーズでアクション俳優としての地位を確立。
近年では、80~90年代のアクションヒーロー集結の「エクスペンダブルズ」でシルベスタ・スタローンの片腕に抜擢され、名実ともに次世代アクション映画の次期リーダーに。

というジェイソン・ステイサム。
立て続けに「アドレナリン」「アドレナリン ハイボルテージ」「トランスポーター2」「トランスポーター3」を見ました。
「アドレナリン」は、興奮すると分泌する脳内物質アドレナリンを出し続けないと死んでしまう毒物を打たれた殺し屋が、街中を駆け回りながら犯人に復讐するお話。「〜 ハイボルテージ」は、身体に直接電気を充電しつづけないと死んでしまう心臓に変えられた殺し屋が、以下同文。ていうか、ストーリーはテンションの高いアクションと超B級なシークエンスをつめこむための方便で、とにかくハイスピードで、おばあちゃんセーターの静電気をもらったり、通りのど真ん中で性行為に及んだり、くだらなすぎるアイデアの猛ラッシュ。

「トランスポーター」シリーズは、裏世界の運び屋が依頼された仕事によって危機に陥り、元特殊部隊の能力と運転技術で命を狙う組織へと復讐する物語。こちらも、ストーリーは2の次、スーツのまま戦闘するスタイリッシュな格闘シーンとこれまたハイスピードでバリエーションに富んだカーアクションの応酬が圧巻。


という4本を見た感想は、
「心底どーでもいい」
でしたよ。

いや、けなしてないですよ。確かにほめてるとは言いがたいですが、けなしてるわけじゃないんです。映画自体はすごい面白いです。「アドレナリン」はとにかくバカ!だけどここまで突き抜ければアリ!だし、「トランスポーター」はジャッキー・チェン映画につながるようなクリエイティブなアクション目白押しでテンポもよくて痛快!だし。とにかく、ジェイソン・ステイサムの表情や存在感や芸の振り幅の広さがかっこよすぎです。

それでも「どーでもいい」っていうのは、映画を見ている時も見終わったあとも、なーんにも考えなくていいっていうアクション映画の特権であるところの軽さ(しかも今回は、超絶な)がスカーンと心地よかったわけです。
あー、ステイサムよかったなー
と、気さくに呟いてしまうくらい。

見る側としては、映画にはそれぞれ機能があって、体勢を整えて一瞬も見逃したくない作品や大事なことを思い出すときに見返したくなる作品、とにかく気分を変えたくなる時に見たい作品、とかとか。今回は、なにやら自暴自棄な日常の局面にあった自分にカチリとうまくはまったみたいです。

僕は見ることや映画について考えることのプロじゃないので、その時気になった映画を見るし、その映画がよかったかどうかには僕の心持ちが大きく影響するし、それがいいなあと思うわけです。
アカデミー賞がこないだありましたが、そんな賞レースとは3万光年離れた映画でも、くだらなすぎて映画史に残っちゃったZ級映画でなくたって、その時いいなあ楽しいなあと思えれば勝ちですので。


映画とは退屈な部分がカットされた人生である、とヒッチコックは言いました。なかなかカットできない人生では、退屈な部分に映画とかヴィレッジヴァンガードとかはめていければいいなあと思います。


◆執筆  ヴィレッジヴァンガードイオンタウン千種店 西村店長
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