向後の7日株:テーマ性豊富!業績好調で割安+チャート妙味増で上値余地大の化学株(514X)
7日以内に株価が沸騰しそうな株を毎日1銘柄ズバリ! 業績サプライズ系、株価出遅れ系、さらに思惑系も…さあ、チェック!!

アキレス(5142)が今日の注目銘柄!

業績好調で、農業資材を手掛けていることから、度々人気化されてきたTPP(環太平洋経済連携協定)関連銘柄で、防災関連の一面もあるテーマ性に富んだ同社に注目します。同社は、運動靴大手で自動車内装材、プラスチックフィルム、産業資材など幅広く事業を展開しています。

13年3月期第3四半期のプラスチック事業においては、フイルムは、北米事業が文具用や医療関連で堅調に推移し、農業資材分野は前半の風害対応により、前年売上を上回りました。引布製品では、東日本大震災の影響により、官公庁向け防災対策品であるエアーテントおよびボートが好調で前年売上を大きく上回りました。

シューズ事業においては、「スケッチャーズ」の契約終了もあり第3四半期では売上高は前年比で減収となりました。しかし、ジュニアスポーツシューズのトップブランド「瞬足」は、好評を得ている女児向け「瞬足ダンス」に加え、新たに男児向けカテゴリーとして、アクションスポーツに対応する「瞬足エクストリーマーズ」を投入、また、高機能スーパークッション「ソルボ」の搭載により高い評価を得ている「アキレス・ソルボ」は、婦人向けが堅調に推移したことに加え、紳士向けのラインナップを一新し、百貨店を中心に支持を得て、それぞれ前年売上を上回っています。

業績は好調で、13年3月期通期連結業績の売上高は820億円(前期比、0.9%増)、営業利益は20億円(同、30.1%)、経常利益は24億円(同、35.1%)、当期純利益は13億円(前期は3.56億円の赤字)の見込みと、高い業績変化率が魅力です。

また、同社は3月7日に500万株(消却前の発行済株式総数に対し2.55%)の自己株式消却を行っています。このような積極的な株主還元姿勢も高く評価するべきでしょう。

日足チャートをみると、11日の上昇により、直近で抵抗となっていた2月26日につけた高値144円を明確に上抜けました。さらに、11日終値は150円と、収縮した状態にあった25日移動平均ベースのボリンジャーバンドの+2σ(11日現在、144円)をブレイクしています。これは、エクスパンションの初動であると認識しています。今後は、溜めこんだエネルギーを放出するように、ボリンジャーバンドは急激に上下に広がり、株価は力強い上昇トレンドを描くとみています。
週足チャートでは、節目らしい節目が見当たらないことや、11日終値(150円)ベースのPBRは0.73倍と資産面で割安な点からも、中期的な上昇余地は大きいと考えています。最後に、月足ベースの一目均衡表の雲上限(同、163円)を上抜けると、「3役好転」が実現し、スケールの大きな長期上昇トレンドが発生するとみています。

向後はるみ(HARUMI KOUGO)
黒岩アセットマネジメント

金融・経済を日々研究し、タイムリーな銘柄情報に定評がある。投信、先物、FXなど金融商品の仕組みにも詳しい。テクニカルアナリスト、ファイナンシャルプランナー。