不動産会社に聞いた! 住まいで「男性限定」「女性限定」がある理由は?

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賃貸住宅広告で見かける「女性限定」もしくは「男性限定」の言葉。

学生寮ならいざ知らず……不思議に思った方も多いのではないでしょうか? 特に探していた条件にピッタリの物件が異性限定だった場合などは、なかなか諦めきれないものがありますよね。

そこで、「限定」で募集する大家さんのお話や不動産会社の方から理由などを聞いてみました。

■「女性限定」物件は、ホントに女性のため?まずは、「女性限定」物件のお話から。

入学・入社が決まった春先には、親子で賃貸住宅物件を探す光景をよく目にします。

親としては、『オートロック』など防犯がしっかりしていて、さらに駅からも近く、女性一人でも安心して暮らせるマンションにしたい……。

そんなとき、「女性限定」はまさに願ってもない条件かもしれません。

ただ、娘の立場としてはセキュリティがしっかりしている点は大歓迎ですが、「女性限定」となると、いろいろと禁止事項もあって面倒、まるで女子寮のよう、なんて感じることも。

一般的な「メリット」としては……1、オートロック、二重施錠、防犯カメラなどセキュリティがしっかりしている2、シャンプードレッサーのような女性ならではの設備がある3、大家さんが近くに住んでいる、もしくは管理人が常駐しているなどがあります。

確かに女性のひとり暮らしは何かと不安がつきものなので、そうした心配が少ない点は心強いのですが、このメリットがそのままデメリットに感じる方もいるようです。

「デメリット」としては……1、いつも見張られているように感じる2、人によっては要らない設備もある3、ボーイフレンドや恋人との付き合いに支障がでるまた、大家さんの中には「女性が借主なら、部屋も丁寧に使うはず。

家賃の滞納もないはず。

ご近所迷惑な行為はしないはず」など、「女性なら……」という期待から「女性限定」にしている方もいらっしゃるようです。

ある大家さんのお話では、「内装を思い切ってリフォームしたときに、今流行りのシャンプードレッサーを付けたところ、女性にしか歓迎されなかった。

気づいたら女性ばかりの入居者になって、じゃあいっそのこと……と『女性限定』に。

すると、今では空室待ちができるくらいの注目物件になった」と、流れに応じてたまたま「女性限定」になったケースもあるとか。

「女性限定」の場合は、設備の関係上、一般の物件よりも若干家賃が高めですが、好条件で人気の物件が多いとか。

やはり女性は「限定」という言葉に惹かれるのでしょうか?■「男性限定」もある理由は?では、逆に「男性限定」はどうなのでしょうか?ちょっと想像がつきにくいこの条件、ある不動産会社の方の話によると……。

「駅から遠い、また近隣に女性には不向きな施設(たとえば風俗関係のお店など)があったり、立地的に女性ではちょっと厳しい条件がある場合が多いです」とのこと。

また変わったところでは「居住者が警察や自衛隊、行政官僚など女性関係に厳しい職業の方ばかりが住んでいるので」という理由も。

中には、会社の単身寮のように、食事付き・大浴場付きのような施設が整備されているマンションなど、マンション全体が「男性限定のシェアハウス」のようなケースもあるそうです。

多くの選択肢があるということは、それだけ条件に近い物件が探しやすいということかもしれません。

それぞれの利点を活かした新生活をスタートさせたいですね。

(文・小出敦子/エスタイル)