『おおかみこども』ニューヨーク国際児童映画祭に招待、細田監督へ拍手喝采

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観客動員数344万人、興行収入42.2 億円を記録し、BD&DVD ではオリコンランキング初登場総合首位を同時獲得、また先週発表された第36回日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品賞を受賞した『おおかみこどもの雨と雪』。

第16回ニューヨーク国際児童映画祭にも正式招待された本作(『Wolf Children』)の上映が、現地時間9日(日本時間10日)に行われ、細田守監督が舞台あいさつに登壇した。

細田監督が舞台あいさつに登壇するとあって、チケットは即日完売、270席の劇場は2回とも超満員となった。

児童映画祭とはいえ、観客は小学校低学年から年配層まで幅広く、バージニア州から車で5時間かけて来た男性など、熱狂的な細田ファンも多く見られた。

上映後、Q&Aのため登壇した監督には惜しみない拍手がおくられ、「何から作品のインスピレーションを得たのか」「日本では”おおかみ”が文化的にどういう意味をもつか」など、次々に質問が上がった。

また、小学生の女の子が「サイン下さい!」と言うと、場内の子供達が一斉に「Me too!」と叫ぶなど、終始和やかなムードで上映会は終了した。

その後、劇場の外には100名以上のファンがサインを求めて列を作り、監督は2時間ほどかけてひとりひとり丁寧にサイン。

「上映中3回泣いた!」「ただこの作品を作ってくれたことにありがとうと言いたかった」など、観客の熱い反応に、監督もうれしそうに応えていた。

すでに北米での配給が決まっている『おおかみこどもの雨と雪』は今後吹き替えが行われ、全米にて劇場公開される予定。

また、今回の渡米に伴い現地メディアの取材や、マサチューセッツ工科大学での講演も予定しており、アメリカでの細田守作品への注目度はますます高まっている。

映画『おおかみこどもの雨と雪』は、2006年の『時をかける少女』、2009年の『サマーウォーズ』に続く細田守監督最新作であり、新たに設立した「スタジオ地図」が制作したアニメーション映画。

キャラクターデザインはこれら2作に携わった貞本義行、脚本は第35回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した奥寺佐渡子が担当し、細田作品常連メンバーが再集結して制作された。

声優陣にも宮崎あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門、林原めぐみ、菅原文太といった豪華キャストが集結。

物語は主人公・花と”おおかみおとこ”の出会いをきっかけに恋愛から結婚、彼女たちの子供である”雨”と”雪”の出産と子育て、そして成長と自立の13年間を描いている。

(C)2012 「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会