2013年、太陽フレアが空を赤く染め、地球の脅威になる−−。NASAが発表したこの警告が、世界的に波紋を呼んでいる。

 太陽フレアが発生した際に起きる太陽風は、1秒間に数百kmというスピードで宇宙空間を流れ、地球にも吹き付けている。しかし地球は強い磁場を持ち、それがバリアーとなって我々は守られている。しかし、100年に一度の爆発的な“太陽嵐”の発生が起きる今年、様々な悪影響を地球に及ぼし、巨大地震をも引き起こすと言われているのだ。
 「太陽フレアの活発化で大気中の磁気エネルギーが劇的に上昇し気象状況が異常なまでに悪化する。そのため、送電網のクラッシュや飛行機の墜落、そして食糧供給への深刻な影響を誘発する。さらに磁場が乱れた結果、津波や地震にも見舞われ、大混乱となる可能性があるのです」(サイエンスライター)

 元米国政府のディフェンス・アドバイザーであるアヴィ・シュナール博士も、「磁気嵐は地球上のすべての国を破壊することができる。我々は漫然と待っているわけにはいかず、行動に出なければならない」と警告している。

 やはり日本において気になるのは、“秒読み”とされている巨大地震への影響だ。前出のサイエンスライターが語る。
 「巨大地震との関係やそのメカニズムは科学的には解明されていませんが、巨大太陽フレアが発生した後に、大地震が発生することは過去の例で指摘されている。元禄地震(1703年)の時期も、フレアの巨大化や黒点の減少など、太陽の異常現象が起きたとされているのです」

 また、太陽嵐が地球と接触すると月の引力が強まり、これが地震の発生確率を上昇させる“引き金”になるという説もあるのだ。
 「北大の森谷武男博士によれば、地震エコーやラドン濃度で東日本大震災を上回る数値を現在進行形で観測しており、遠くない将来に巨大地震が発生する可能性が高いとしている。そんな瀬戸際の状態を後押しする場合もあるのです」(同)

 注意が必要だ。