プラスティックごみでシドニーからロンドンまで飛んでやるぜと張り切ってる人がいる(動画)

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プラスチックごみのディーゼル燃料だけでシドニーからアジア・中東・欧州を回ってロンドンまで延べ1万7000kmの行程をシングルエンジンのちっこいセスナで単独飛行を企ててる人がいます。

それがこちらのジェレミー・ローセル(Jeremy Rowsell)さん。太平洋上を米国に向かって飛行中、眼下の島々にプラスチックごみが散乱しているのを見て胸を痛め、このアイディアを思いつきました。

プラスチックごみで飛ぶなんてどういう黒魔術って思っちゃいますけど、普通は埋立場直行の廃プラスチックも酸素抜きで熱する(熱分解)と精油と変わらないようなものになるので、あとは(精油業界でやるように)分留してやるだけでお目当てのディーゼルなど炭化水素の成分を引き出せる、というわけですね、思いっきり簡単に言ってしまうと。こうしてできた燃料は、地下オイルからとるものより若干クリーン、という利点もあります。



使用済みプラスティックから精製したディーゼル(End-of-Life plastics Diesel=ELPD)だけで飛行する試みは世界初

ローセルさんは、ロンドンから西オーストラリアのウィンダムまで7日間の単独飛行の偉業を成し遂げたオーストラリアの冒険飛行家チャールズ・キングスフォード・スミス郷の開拓精神にあやかり、自分も「新分野を切り拓く技術を飛行を通じて紹介できれば」とザ・テレグラフ豪版に抱負を語ってますよ。

途中何度もストップオーバーするんですが、それぞれの中継点で集めたプラスティックごみを一旦ダブリンに送って、そこでディーゼル燃料にして送り返すようなので、英ギズは「ちっともエコじゃないじゃん。帰りは誰が操縦するのだ」と締めてます。さすが英国。


Telegraph

Chris Mills - Gizmodo UK(原文/satomi)