【就活】SNSで不採用に!? 現役人事が明かす、面接者の″書き込み″が選考を左右した実例

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インターネットを経由しない就職活動はもはや非常識といわれる時代になりました。昔は専用のはがきで会社資料請求、その後セミナーに参加して、面接等の選考過程を経て内定という流れが、今では、インターネットのリクナビ等に会社案内が掲載され、採用に力を入れている企業では自社で制作した採用専用サイトへの誘導も行っています。そして、会社説明会もインターネットで予約、面接もインターネットで予約、中には内定通知がメールで送られてくる場合も。ついにリクナビにも人事ブログ機能が実装され、人事(会社)からの情報発信が採用ブログから行われることも。

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学生側も、情報源が口コミから、インターネットにほとんど依存するようになりました。特にSNSでは、○○企業に応募している人が集まるコミュニティなどが活況を呈しています。

しかし、一見便利で簡単、しかも同じ企業を受けているという意味で親近感のわくSNSのサイト。企業側はどう見ているのでしょうか。

結論から言うと、「いかに応募者を落とすか」という目的のために閲覧使用しています。

一例を挙げましょう。
就職活動中のAさんは、B社の面接で、「あなたの好きな色は何ですか?」という質問を受けました。面接官に特に質問に特別な意図はなかったのですが、Aさんは考え込んでしまい、とりあえず「青」と答えました。面接が終了し、自宅のパソコンから、新卒就職活動のSNSにアクセスし、B社に応募するメンバーが集まる自由参加型の匿名コミュニティを開き、「面接官から、好きな色は何という質問をうけたんだけど、どういう意図だったんだろう。正解なんて無いと思うけど…?」と書き込みました。コミュニティのメンバーからは、「特に質問に意図はないのでは」「赤だったら情熱的とか」という回答がよせられました。

3日後、AさんにB社から面接結果のメールが届き、結果は残念なものでした。

実はAさんは面接が終了した時点の面接官同士の会議では、次のステップに進めるとされていた「合格者」だったのです。それがなぜ「不採用者」になってしまったのか。

真相は以下の通りでした。

B社人事担当のCさんは、仕事としてAさんが書き込んでいるSNSのB社書き込みをチェックしています。理由は選考内容が漏れていないか等のチェックで、漏れている場合、後の応募者が有利になるので、平等を期すため、選考方法を変更したりするためです。

そこでAさんの書き込みを発見し、面接官同士で話したとき、一人が「そういえば、好きな色の質問したのって、Aさんに対してだけだよね。じゃあ書き込んだのはAさんか」と言いました。そしてもう一人が「だめだよね。ネットにうちの情報とか書き込みする人は」と言い、Aさんは、採用した後に会社の情報を漏らすかもしれない要注意人物とされて、「不採用」とされてしまいました。この場合、匿名であっても、たまたま個人が特定されてしまった例ですが、実際の話です。

ではどのSNSが人事側にとって、一番閲覧チェックが楽なのでしょうか。一番楽なのは、楽天が運営する「みんなの就職活動日記」です。このサイトは、匿名ですが、メンバーになるのも簡単で、先ほどの例ではB社についての書き込みサイトも簡単に閲覧できてしまいます。「今日最終面接だった!」と書き込んで、たまたまその日に最終面接を受けている人が一人だった場合、個人特定は容易です。

ですから、情報交換するには便利ですが、決して個人特定できそうな書き込みはしないことです。人事側はほとんどこのサイトを見ていると思った方が賢明です。

■■Facebookがきっかけで閑職に配属

次に、内定寸前の候補者、つまりある程度段階が進んだ候補者について、チェックするのに使うのはFacebookです。

このサイトは実名を出す事で友達を増やしていくことを売りにしています。同姓同名で検索して、大学名で照合する方法で、特定は大抵可能です。出身地や居住地の市区町村まで入っていれば、まず間違えません。そこで書き込んである内容や写真をチェックします。Facebookは「友達」にならないとみえないのでは?という認識を持った人がいますが、デフォルト設定では、書き込みは「全員に公開」になっています。つまり誰でもアカウントさえ取れば、みれてしまうのです。

Facebookで入社前の内定者が内定取り消し寸前までいった一例を挙げてみましょう。

D社で内定をとり、就職活動を終了したEさんは、D社からも高い評価で入社後の活躍を期待される逸材として見られていました。ある日、D社の人事担当Fさんが、EさんのFacebook個人ページを発見し、閲覧していくと、Eさんの本性が見えてきました。就職活動以外の日は、夜の繁華街で暴飲暴食し放題、投稿の言葉も乱暴で、とても面接時の印象とは異なるものでした。D社の事も投稿しており、面倒だからD社に決めたという投稿もありました。

これをみたD社はEさんの内定を取り消すことも考えましたが、D社を批判した投稿をしたわけではなく、内定を取り消す理由にはなりませんでした。そのままEさんはD社に入社しましたが、希望部署からかけ離れた閑職に最初から配属されてしまいました。もちろんEさんはそのことを知りません。

このように、入社後の処遇に影響することもあるのです。Facebookは確かに面白いツールですが、見られているという認識を常に持つことが重要です。(あるいはすべての記事を限定閲覧にする)

mixiやTwitterは比較的個人特定が難しいSNSですが、良くある事が、他のSNSとリンクさせてしまい、Twitterに書き込んだことがFacebookに同期されたりしては意味がありません。ここも注意すべきポイントです。

人事側としては、昔は「2ちゃんねる」だけチェックしていればよかったのに、余計名仕事が増えたと感じています。でも会社にそぐわない人物を、入社させないという仕事はとても重要な役割なので、しかたなくやっているのです。くれぐれもSNSが諸刃の剣にならないように注意すべきですね。

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