向後の7日株:チャート妙味増で押し目買いの好機!個人投資家好みの低位出遅れ株(580X)
7日以内に株価が沸騰しそうな株を毎日1銘柄ズバリ! 業績サプライズ系、株価出遅れ系、さらに思惑系も…さあ、チェック!!

昭和電線HLDGS(5805)が今日の注目銘柄!

3月7日に前日比3.7倍と出来高を急増させ、8日も同水準を保ち、チャート妙味が増した、株価が低位の出遅れ株として注目します。

同社は、電力用などインフラ系に強みを持つ、東芝(6502)発祥の電線メーカーで、電線線材事業、電力システム事業、巻線事業、コミュニケーションシステム事業、デバイス事業などを展開しています。

13年1月からは、廃熱を利用して発電する熱電発電部品の実用化に向けた実験を始めており、年内にも製鉄所などに対しサンプル品の出荷を始める計画で、早期の商用化を目指しています。この新製品では、熱電変換効率が10倍超に高まり、研究段階の試験で性能的にはほぼ実用化のメドがついているとのことです。これが今後の期待材料です。

また、2月6日には、広い温度領域の熱電変換モジュールを東京理科大学と共同開発することを発表しました。新しい高効率熱電変換素子と、これまで開発してきた高温度領域(600〜800℃)の熱電変換素子を組み合わせることで、広い温度範囲で効率の良い熱電発電システムが可能になります。

ちなみに、この共同開発は独立行政法人科学技術振興機構の研究成果最適展開支援プログラム(A−STEP)の課題としても採択されています。

自動車だけでなく、工場での廃熱を生かした大型の発電設備への供給も狙い、今後数年での実用化を目指します。

12年度からの中期経営計画「GROWTH2014」では、中国のパートナーである富通集団との業務・資本提携など海外事業の拡大に向けた諸施策を実益につなげ、今後の成長に結びつける3ヵ年と位置づけ、社会インフラ関連技術を核に低炭素社会の実現に向けた製品開発を推進し、海外も含めた新たな需要を取り込むことにより、グループの企業価値向上を図るとのことです。

日足チャートをみると、2月12日に発表した、13年3月期通期連結業績予想の下方修正については、すでに株価に織り込み済みとみてよいでしょう。
5日移動平均線(8日現在、83円)と25日移動平均線(同、81円)は、出来高を伴った7日の急伸により、ゴールデン・クロスを達成しました。さらに、8日には一目均衡表の転換線と基準線が84円と同値になり、3役好転目前です。そして、週足でも、13週移動平均線(同、78円)と26週移動平均線(同、69円)が共に上昇中で、すでに中期的な上昇トレンドが発生していると認識しています。以上のことから、当面の株価は、今後も13週移動平均線(同、78円)をサポートにした推移を続けると考えます。2月6日の96円をブレイクできれば、上昇ピッチが加速することでしょう。

向後はるみ(HARUMI KOUGO)
黒岩アセットマネジメント

金融・経済を日々研究し、タイムリーな銘柄情報に定評がある。投信、先物、FXなど金融商品の仕組みにも詳しい。テクニカルアナリスト、ファイナンシャルプランナー。