「えっ? そうなの!?」と思わず言うムダ知識。そのウラをとったよ!




「事実は小説よりも奇なり」なんて言います。ちゃちなフィクションよりも「事実」の方がスゴイってわけです。そういうビックリするような「事実」を集めると、残念ながら「盛った話」も忍び込んできます。ウラをとりつつ、「へー」というムダ知識を集めてみました。



●ネズミはチーズが嫌い!



このニュースがネットを駆け回ったのが2006年です。が! このニュースのウラがとれません(笑)。



マンチェスター・メトロポリタン大学のデビッド・ホームズという学者が、ネズミは「チーズのように匂いが強くて味の濃い食べ物には、鼻もひっかけない」という研究結果を発表した、ということだったのですが……。



この研究結果のオリジナルが出てきません。どうもガセっぽいです!



●「東京特許許可局」はない



これは確かです。ありません。



●東映映画の冒頭の、波が岩に打ち付けるシーンは千葉県の「犬吠崎」



本当です。東映映画、総務部広報ご担当の方に伺いました。犬吠崎灯台の真下あたりで海側に向かって撮影されたものだそうです。10年に一度ぐらいの割合で撮り直しがされており、地元の人が「犬岩」という岩が入っているそうです。



●カンガルーとは「分かりません」という意味



キャプテン・クックという異名で知られるクック船長(1728年-1779年)が、オーストラリアで原住民にカンガルーを指さして「あの動物の名前は?」と聞いたところ、「カンガルー」と答えたというのです。



ところが「カンガルー」とは現地の言葉で「分かりません」という意味だった――という話があるのですが、どうもこれは眉唾です!



現地の言葉で「跳ぶもの」を意味する「gangurru」が「カンガルー」kangarooになったのではないかと言われています。



●ストッキングははく前に一度冷凍してから使うと、驚くほど伝線しにくくなる



ストッキングの製造販売大手のアツギさんに聞いてみました。これはガセだそうです。商品広報ご担当の山先さんによれば、



「最近のストッキングは、ポリウレタンとナイロンでできているものが主流です。このポリウレタンに極端な低温や高温がよくありません。冷凍庫で凍らせると、ポリウレタンが脆化(ぜいか)する恐れがあります」



とのことです。ですから「ぜひ、おやめください」とのことです。



また伝線を防ぐには「ご自身に合ったサイズを、正しいはき方ではくこと」がまず第一だそうです。「特にはき方が重要。デニムをはくような要領で片足ずつストッキングをはくのはお勧めできません。ストッキングは生地をたくし持って両足先を入れ、交互に少しずつ引き上げると伝線リスクをかなり減らせます」とのこと。



「また、伝線に強い素材を使った製品もありますので、伝線で失敗できない日には、伝線しにくいとうたった製品をお使いください」とのアドバイスをいただきました。



「冷凍してから使え」はガセですよ!



●日本の「自動車免許取得第1号」と「取消第1号」は同一人物



本当です。渡辺守貞(わたなべもりえ)という人が1907年(明治40年)に日本で初めて免許を取得し、1921年(大正10年)に事故を起こしたことにより、日本で初めて免許をはく奪されています。



こういう珍事で歴史に残るのもいかがなものか(笑)。



●スピード違反を犯したフィギュアスケーター織田信成を取り締まった警官の名字は明智



調べましたがウラがとれません。警察庁の広報から大阪府警の広報へと進みましたが、分かりませんでした。ただ、「警察が取り締まった人間の名前を公表することはありません」という広報ご担当の方のお話だったので、もしこの情報が正しいのだとすれば、「明智」という名前はどこから漏れたのかが疑問です。



織田信成さんが切られたであろうキップを見れば、そこに担当者の名前が出ているはずなのですが……。



●日本語の「いろはにほへと」にあたる英文は「The quick brown fox jumps over the lazy dog」



厳密に言えば違います。いろはにほへと……、いわゆる「いろは歌」は日本語の仮名を全て使い、かつ「重複なく」使ってできた、おそらく世界一よくできた「アナグラム」です。



この「The quick brown fox jumps over the lazy dog」にはtheなどが複数回使われています。これは「パングラム」と呼ばれるもので、アルファベット26文字を全て使って、かつ「重複をなるべく少なくしたもの」です。



●鳩はベトナム語で「チンポコ」。鳩を罠にかけるなら「バイバイチンポコ」



品のない話で恐縮ですが、どうも本当です。鳩はベトナム語で「chim bo cau」です。鳩を罠にかけるは「De bay chim bo cau」(文字のエンコードの問題で発音記号が正確に表示できていません)だそうです。バイバイもチンポコも発音は若干違いますので、「空耳」の範疇のようですが(笑)。気になる人はgoogleさんの翻訳を試してくださいませ。



●「パンダ」は中国では「猫」の種類だと思われている



本当のようです。中国ではパンダは「大熊猫」と書きますが、いまだにパンダを猫の一種と思っている人が多いんだそうです。



●ペンギンは「しもやけ」にならない!



正しいです。もっとも「しもやけ」になるようでは南極では暮らせないですが(笑)。ペンギンの足に向かう太い動脈の血管には、静脈が絡みつくような構造になっています。動脈の温かい血が、静脈中の血液を温めることができ、これによって冷たいままの血が心臓に戻らないようになっています、



常に温かい血液を循環させられるような仕組みを足に持っているので、しもやけにはならないのですね。



「本当だ」と思っていた話が「違ってた」というのも知識になりますね。筆者など、「ネズミはチーズが嫌い」は本当だと思っていました。これだからネットは油断できません。皆さんも、ネットでまことしやかに書かれている「豆知識」をそのまま信じるのは危険です。



いや、一応ウラをとってますが、この記事にも「盛り」が忍び込んでいるかもしれません(笑)。







(高橋モータース@dcp)