不動産業で困るお客さんはこんな人!



どんな職業にも「困ったお客さん」はいるものです。それは不動産業も例外ではないようです。では、どんな困ったお客さんがいるのでしょうか? 不動産業者の方に聞いてみました。





――不動産業界にはどんな困ったお客さんがいるのですか?



「風水」を非常に気にするお客さんは困りますね。というより、どうしようもないです。



――どんなことを言われるのですか?



「この壁に窓がないのはダメだ」とか「トイレの場所が風水的に良くない」なんてことを言われます。「玄関の向きが風水的に良くない」なんてのもありますね。戸建ての物件で言われても、その時点では対処しようがないですから。



――それなら注文住宅にしろよって話ですよね。



そうしてもらうのが一番助かります(笑)。購入されてからリフォームしたりと、一応手段はありますが、内覧で文句を言われても困りますね。



――そうなると違う物件を案内するのですか?



そうですね。ただ、そこでもやはり風水上良くないと文句を言われるので(笑)。



――それは面倒ですね(笑)。そういった風水を気にするお客さんは多いのですか?



風水を気にする人はけっこう多いですね。あとはどの業界も同じでしょうけど、クレーマーもやっぱり困りますね。



――不動産のお客さんにもクレーマーっているんですね。どんなクレームがあるんですか?



アフターメンテナンスの部分でのクレームや設備に対する不満が多いですね。ちょっとしたことですぐに業者を呼びつけて文句を言ったり、怒鳴ったりするお客さんもいます。



――もう文句を言うことだけが目的みたいになっているんですね。



本当に細かい部分にまでクレームが入るんですよ。例えば、あるお客さんが購入した物件の真後ろに、新たに物件を建設したことがあったんです。すると完成後にそのお客さんが「建物と土地境界の空きが聞いてた話より1mm狭い!」と言って大騒ぎしたこともありました。外壁のデザインも似たようなものだったので「ウチの真似をした!」というクレームもありましたね。



――そういう人もいるんですね……。ほかにはどういった困ったお客さんがいましたか?



住宅を購入する際、大体の人は住宅ローンを組むのですが、実は数百万の借金があるのに言い出さない人がいるんです。



――それはなぜですか?



奥さんに知られたくないという理由がほとんどのようです。物件を回って「ここに決めます!」と決断されて、購入手続きをするのですが、奥さんが一緒の場合は言い出せなくてそのまま書類に記入するんですね。そして後になって「実は借金が……どうすればいいでしょうか?」と言われるんです。借入れをするにあたってマイナスになる点は先に銀行に伝えないと、借りれるものも借りれなくなるケースがありますので……。とりあえずは一旦白紙ですよね。



――契約が白紙になるのは困りますね。



あとは10数軒の物件を一日中案内して回って、後日賃貸業者を通さずに直接売り主さんや分譲主に交渉されたりすると、ガックリきますよね。いわゆる「ヌキ」というやつです。



――商売とはいえ、つきっきりで案内するわけですから、スキップされると悲しいですよね。





大きな買い物だけに慎重になるのは仕方ないですが、ムチャな注文をしたり怒鳴りつけたりと、不動産業者が困ってしまうような行為は避けましょう。心証を良くしていれば、もしかしたら何らかのサービスをしてくれるかもしれませんよ?



(貫井康徳@dcp)