地下室付きの住宅購入を考える

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近隣に迷惑をかけずに楽器を演奏したい、シアタールームやカラオケルームを作りたいなど、音漏れが気になる場合に地下室を検討する方も多いかもしれません。

地下室つきの住宅購入の場合、どんなところに気をつければよいのかをチェックしてみました。

■地下室のタイプはいろいろ地下室のタイプは、大きく分けて全て地下に部屋が埋まっているタイプの「全地下」、半分だけ埋まっているタイプの「半地下」、ドライエリアが設けられている「ドライエリアタイプ」、傾斜地タイプ、ひな壇タイプなどがあります。

それぞれのタイプで、メリット・デメリットは異なります。

一般的に言われる地下室のメリットは、音漏れが少ないことです。

大音量で音響を楽しむ方には理想的と言えるかもしれません。

ただしデメリットとしては、換気がむずかしいため湿気がたまりやすいこと、外壁コンクリートと土の温度差で結露ができやすいこと、カビが生えやすいことなど、さまざまな問題が考えられます。

■建築費が割高!防水・防湿対策に力を入れなければならない地下室は、1坪あたり100万円以上の工賃がかかることが一般的なようです。

1部屋に1000万円以上かけることになるため、現実的ではないと考えるご家庭も多いと思います。

■地震に強いというメリットも地下室は浸水被害に遭った場合にはダメージが大きいですが、地震に強いのはメリットといえます。

地盤の上に載せるベタ基礎と異なり、地盤の中に基礎が埋まっている状態になるため地震には強いといえそうです。

■容積率を変えずに、居住面積が広げられる可能性が地下室については、全体床面積の1/3までが算入されないという制度があり、容積率100%の物件でも地下室をつくるのであれば居住面積が広げられるというメリットがあります。

ただし傾斜地に作る地下室の場合は、地盤の深さでこの制度をどの位利用できるのかが変わってきます。

専門家と相談しながら決めるのが大切です。

■いざという時の避難場所や、地下蔵としても利用できる実際に居住空間として利用しない場合でも、シェルター用の換気機能をつけて避難場所として利用したり、地下の温度が一定であることを利用してワインセラーとして利用したり、備蓄用品をためておく地下蔵としても利用できます。

■地下室では、水が使えない地下室にシャワーやトイレを設ける場合、一時的に排水をためる貯留設備や地表へ水を吸い上げポンプアップ設備など、排水設備にかかるコストが高くなってしまうため、水回りは設置しないのが通常です。

地下室を自分で作ることはむずかしいですが、中古住宅で地下室つきの物件に巡り合えることもなくはないかもしれません。

地下室には通常の部屋とは違う特徴があるため、注意しながら利用するのがよいでしょう。