住宅購入はローンが得か、一括購入が得か

写真拡大

新築一戸建ての一括購入はなかなかむずかしいですが、中古住宅や中古マンションであれば、値段によっては一括購入可能な価格帯のものもあります。

そうなった時に、住宅ローンを組んだ方がよいのか、それとも一括購入の方がよいのか迷ってしまいます。

今回は、一括購入にどのようなメリット・デメリットがあるのかを確認してみましょう。

■住宅ローンの金利負担、諸費用の一部を負担しなくてよい一括購入の場合、住宅ローンの金利負担をしなくて済むことがやはりメリットといえます。

住宅ローン利用にあたっては融資手数料もかかりますし、連帯保証人を保証会社に頼む場合には保証料、団体信用生命保険料などの諸費用がありますが、それもかかりません。

さらに、抵当権を設定すると仮定した場合、抵当権の設定登記費用もかかりませんし、フラット35も利用しないため、その検査手数料もかからなくなります。

■契約、引き渡しが早くなるこれはメリットでもありますし、デメリットでもあります。

住宅購入にあたっては、チェックしておきたい項目が多数あります。

住宅契約前までに、住宅購入への見方が変わり、購入を見合わせる人もいることを考えると、一括購入は安易な契約をしやすくなるデメリットがあると言えるでしょう。

その一方で、住宅ローンの審査を待つなどの手間がないため、契約が完了し引き渡しが行われるまでの間の家賃を浮かせることができるメリットもあります。

■税務調査があるかもしれない?現金一括で住宅購入した場合、人によっては税務署から「お尋ね」などの現金一括購入にあたっての資金調達方法を尋ねる文書が送られてくるなど、税務調査に来られる場合があるようです。

ただし、すべての人において調査があるという訳ではないようです。

税務署から「お尋ね」などの文書が届いた場合には、正確に回答するようにしましょう。

■住宅ローン控除が受けられない年末残高の1%を所得税から控除してもらえ、限度額に満たない場合には、住宅ローン控除が受けられないというデメリットもあります。

ただし金利負担や諸費用負担のことを考えると、住宅ローン控除を受けられないデメリットは少ないといえるかもしれません。

また、一括購入できる方が金利負担の少ないローンや、預貯金連動型ローンを組み、住宅ローン控除目的でローンを組む場合があります。

しかし、金利が少ないとしても初年度からしばらくの間は金利返済額の割合が多くなっていますので、金利の内容によっては実質ローン控除額よりも多い金利を払っていることもあります。

また、預貯金連動型ローンの場合には、加入必須の有料オプションで実質金利と同じくらいの料金を負担しなければならないこともあります。

ローン控除額が年末残高1%で、金利がそれより少ないから必ずお得という訳ではないので、注意が必要です。