世界の変わった食事のマナー



世界には、日本人からすると意外に思える変わった食事のマナーがあります。例えば、中国には「料理を残す」というマナーがあります。これは「おなかいっぱいで満足です」という感謝の意を伝えるもの。日本だと食べ残しはあまり好意的に見られないので、そのギャップに戸惑ってしまいますよね。

今回は、こうした海外のちょっと変わった食事のマナーを紹介します。



●種や皮は出しちゃダメ(フランス)

フランスでは、デザートにブドウが出された場合、種や皮を口から吐き出すのはあまりよろしくありません。食べる前に取り除くか、そのまま食べないといけないのです。ガマンしてそしゃくしましょう。



●フランスパンの切れ目がある側を下向けに置くな!(フランス)

フランスの一部の地域では、フランスパンの切れ目がある側を下にしておくのは、縁起が良くないとされています。フランスパンを食べているときは、注意したいですね。



●ナイフの手渡し厳禁(トルコ)

トルコでは、ナイフの手渡しはマナー違反です。というより、ナイフの手渡しは決闘の合図となるので、絶対に避けましょう。うっかり手渡しすると相手から「お、なんだコノ野郎!」と殴りかかられてしまう可能性があります。



●手を洗いに席を立つとごちそうさま(中東諸国)

アラブなどの中東諸国では、食事中に手を洗うために席を立つ行為は「ごちそうさまでした」を意味します。ソースで手がベタベタになったりすると、手を洗いたくて席を立ってしまいがちですが、中東では手をふいて対処しましょう。



●米は汁をかけて食べる(ベトナム)

ベトナムでは、米料理はスープやソースをかけて食べるのが礼儀。基本的には、ご飯の上に汁気のあるいため物などがかかった状態で出てきますが、たまに別々の器で出てくることがあります。その際は、必ずご飯の上にかけていただきましょう。



●乾杯はみんなでしないとダメ(台湾)

台湾では、乾杯は出席者全員で行うのがマナー。誰かがグラスを持ち上げたら、その都度必ず乾杯に参加しないといけません。例えば、端っこのテーブルで仲のいい3人だけで乾杯、なんてのはよろしくありません。その際は、ほかの人も一緒に乾杯です。



●乾杯では相手を見続けろ!(デンマーク、ほか)

デンマークやオーストリアなど、ヨーロッパのいくつかの国では、乾杯の際に相手から視線を外さないようにする作法があります。この際、相手からの視線も避けてはいけません。これはかつての王族が毒殺を警戒するために行っていた作法の名残なのだとか。



●年上の前ではお酒は口元を隠して飲め!(韓国)

韓国には、目上の人の前でお酒を飲む場合は、口元を隠して飲むマナーがあります。韓国は年上を敬う儒教の国なので、こうした目上の人に対して行う礼儀がいくつもあるそうです。



●ジャガイモはつぶして食べろ!(ドイツ)

ドイツでは、食事の際に出されたジャガイモをナイフで切ってはいけないというマナーがあります。ジャガイモを食べる際はナイフではなく、フォークで押しつぶすように切り分けます。非常に古くから伝わるマナーなので、ナイフで切ってはいけない理由は定かではないとのこと。



●箸は絶対に床に落とすな!(中国)

中国では、食事中にはしを床に落とすのはマナー違反。というのも、中国でははしを落とすことは非常に縁起が悪いことだからなのだとか。つい手が滑って落としてしまったり、不可抗力の場合もありますが、できるだけ落とさないように気をつけたいですね。





以上、海外の変わった食事のマナーたちでした。海外旅行の際には、こうしたその国独自のマナーに違反しないよう、しっかり学んでから行きたいものですね。



(貫井康徳@dcp)