今、東京で家を買うならどこがお得?

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移りゆく住宅事情。

いま東京及び首都圏で家を買うとしたら、山の手、下町、近郊の町など、どんなところが狙い目なのか。

そして、どんな沿線に注目すべきなのだろうか。

「お客さまが”納得”と”安心”を実感できる」をテーマに、住宅購入のコンサルティングを行っているアネシスプランニングの寺岡孝さんに「今、家を買うならどこがお得なのか」をうかがってみました。

――東京及び首都圏で、家を買うなら今どこがお得でしょう?「それはまたストレートなお尋ねですね(苦笑)。

人それぞれ、お好きな町、住んでみたい土地などはさまざまでしょうし、収入や勤務地、家族構成、ライフプランなどによって事情は異なります。

一概には答えにくいですね」――では、人気の高いエリアというと?やはりJR中央線沿線です。

吉祥寺や三鷹、阿佐ヶ谷、高円寺、中野など。

昔から中央線の一番人気は変わりません。

特に中野は、これまで以上に人気が高まりつつあります。

駅の改修工事が終了して北口もずいぶんきれいになり、イメージが大きくアップしました」――でも、価格はどうでしょうか?「もちろん、中央線沿線は戸建てもマンションも価格が高いです。

誰にでも手が出せるわけではありません。

多少購入価格を下げたい人が選ぶ代表的なエリアが、江東区有明など湾岸エリアの高層マンションですね」――湾岸エリアの場合、震災による液状化などの心配はありませんか?「千葉の浦安は被害が深刻だったため、人気に翳りが出ていますが、そのほかの湾岸部は被害もなかったので、依然人気は続いています」――中央線、湾岸エリアのみに人気が集中ですか?「いえ、ほかにも注目エリアはありますよ。

地下鉄副都心線との相互乗り入れが決まった西武池袋線や、東武東上線の沿線も脚光を浴びています。

特に西武池袋線は高架工事と駅前の整備が進み、石神井公園や大泉学園、東久留米、ひばりが丘などが脚光を浴び始めました。

また、浦和(さいたま市)にも注目です。

これまで京浜東北線を利用するしかなかったのが、湘南新宿ラインの浦和駅停車で、都心への通勤がぐんと便利になります。

もともと文京都市として環境は良いし、東京に比べて価格も割安ですから、これからの狙い目だと思います」「住宅購入の考え方として、定期借地権付き住宅の取得という方法を念頭に置くこともお勧めします。

これは50年、70年と一定の年数で借地権の切れてしまう住宅ですが、通常の住宅価格の70%程度など、相当に割安なんです。

頑張って探せば人気の中央線沿線にだってあります」――でも、50年後、70年後には住めなくなるんですよね?「ですので、ライフプラン次第となってきます。

例えば、定年後には故郷に帰る予定とか、子どもがいないとか、いても子どもと同居はしないとか。

そんなライフプランをお持ちなら、自分たち夫婦が生きている間だけの家で良いわけですよね」住宅購入は一生に一度の買い物。

まずは自身のライフプランをしっかり見定め、それから住みたい町やエリアを選ぶべき、ということのようです。

――ところで、寺岡さんはたくさんの資格をお持ちですよね。

やはり資格がないと仕事はできないものですか?「不動産コンサルティングには、不動産、住宅、ローン、保険などの専門知識が総合的に必要です。

ですから専門知識の裏付けとなる資格がたくさんあるにこしたことはない。

なにより信用の裏付けになります。

資格がないと扱えない業務もありますから、会社にお勤めなら、より重要な部署や仕事につける可能性も高いでしょうし、転職の際も有利に働きますよね」■プロフィール 寺岡孝(てらおかたかし) 株式会社アネシスプランニング代表。

住宅ローンアドバイザー、モーゲージプランナー、リビングスタイリスト、生命保険募集代理人、損害保険募集代理人など多数の資格を保有し、住宅、不動産、住宅ローン、保険までのワンストップ・コンサルティングを行っている。