履歴書に書いちゃった大げさな内容。入社した後で問題になったりする?

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■ついつい"盛っちゃう"履歴書
おそらく人生で一番履歴書を書くであろう、新卒の就職活動時期。そこで力を入れたいのが、趣味・資格の欄。書類選考や面接のときに、面接官の目に留まるようなことを書きたくなるのはもちろん、「ちょっと"盛って"書いちゃおうかな」、なんて魔が差したりちゃったりして。一日だけ臨時でやったバイトでも「○○の業務経験あります!」、TOEICの点数をプラス100点で申告、まだ取得してないけど取る予定だから自動車免許も入れておこうっと......などなど。でも、ちょっと待って。自分をよく見せたい一心で大げさに書いてしまった履歴書って、あとあと問題になるものなの? ちょっとした嘘がバレて、せっかく合格した会社に解雇されることってあるんだろうか......。

■業務に必要な資格の詐称はやっぱりダメ!
そこで、会社の労務管理をおこなっているM&A(エムアンドエー)社会保険労務士事務所の菊池正典さんに聞いてみた。
「地位を特定して採用した場合(課長、部長等)や専門職として採用した場合、実際は係長なのに部長と書いて部長待遇で採用され、それが偽りと判明したら重大な経歴詐称となりますね。新卒の場合だと、業務に必要または、採用に当たって重要な資格等の有無に関しての詐称は、解雇対象になる可能性があります」

■かわいい嘘なら許される!?
やっぱり資格の詐称はマズい......。でも、自分をよく見せたい、アピールの一環として、大げさに書いちゃうのもダメ? 例えば2泊3日の海外旅行の体験を「海外に滞在し、現地の人との親交を通して人間としてうんぬん」とか、幽霊部員だった部活動を「4年間、部活に打ち込んだ経験がうんぬん」とか。入社後にバレたらやっぱり解雇されちゃうの?
「"かわいい嘘"であれば、そこまで咎められることもないはずです。実際にそこは会社の裁量というか、その嘘が会社にとってどう影響をもたらすかですね。私が関わった中でも『履歴書に専門学校卒と書いてあったのに実は中退して高卒だった』というケースもありましたけど、その会社では解雇するほどの問題にはなりませんでしたよ。会社は有能な社員であれば問題ないということです(笑)。ただし、大卒や専門卒として採用した場合は、会社によって賃金額も変わってくることもありますので、その場合は重大な経歴詐称となります」

なるほど。じゃあ、会社によっては、ちょっと大げさに書いちゃったものも大目に見てくれるかもですね。ちなみに、社会保険労務士から見て、ここまでの誇張はセーフとか、網の目のくぐる絶妙な話の盛り方のアドバイスってありますか?
「いやいや、それは私の口からは言えませんよ(笑)。誇張することを考えいてるヒマがあったら、バイトやサークル、勉強をしっかりやって自分自信を磨いてください!」
......はい。わかりました!

<取材協力>
M&A(エムアンドエー)社会保険労務士事務所
http://m-and-a-sharoshi.jp/

文●高橋ダイスケ