子どもの体調管理にアロマテラピーを




季節の変わり目、子どもの風邪が治りづらい時期ですね。まだ寒さが続き、家で過ごすことも多く、子どものストレスもたまりがちです。







アロマテラピーで風邪やせきこみ、鼻づまりなどを予防してみませんか?



子どもにとっても家族にとっても良いと感じる香りが、子どもの風邪予防に効果があるなら、試してみたいですよね。



では、なぜアロマテラピーが子どもの体調管理に役立つのでしょう?



アロマテラピーで使う天然植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)は、a-サンタロール、a-テルピネオール、カロトールなど多数の芳香成分が組み合わされてできています。これらの芳香成分には、免疫力を強めたり、ウイルスを抑える抗菌作用があります。芳香成分が含まれた空気を吸い込むと、その刺激が脳の生体機能をコントロールする部分へ働きかけ、心身の調整をするのです。



心と体のバランスを整えるツール、アロマテラピー。



その中でも特に作用が穏やかで、子どもの体にも安心な精油を使った子どもへのホームケアをご紹介していきます。



殺菌作用のある「ティートゥリー」で、子どものコンディションを良好に!



オーストラリアに生息する植物「ティートゥリー(ティートリー)」(10mlで1500円ほど)は、殺菌、抗ウイルス作用があります。ですから、ティートゥリーの精油は風邪や感染症の予防によく使われるそうです。





ティートゥリーの芳香浴やエアフレッシュナーはとても簡単です。子どもと一緒に風邪に負けないコンディションをつくってみては? 





●ティートゥリーの芳香浴



(1)マグカップに多めにお湯を入れます。



(2)お湯の中にティートゥリーの精油を1滴垂らします。



(3)ティートゥリーの香りを吸い込みます。





●ティートゥリーのエアフレッシュナー



(1)スプレー容器(100ml程度あればOK)と精製水を用意します。



(2)スプレー容器に精製水50mlを入れます。



(3)精製水の入ったスプレー容器にティートゥリーの精油を3滴入れます。



(4)しっかりフタを閉めたスプレー容器を振り混ぜます。



(5)人やペットにかからないよう注意して、部屋の中にスプレーします。



※精製水と精油が分離するので、使うときは必ず振り混ぜます。1か月以内に使いきってください。



さらに、掃除機の紙パックにティートゥリーの精油を垂らして掃除機をかけると、室内にティートゥリーの香りが広がり、さわやかな気分になれますよ。





つらい子どもの鼻づまりには「ユーカリ」で、とおりをよくしてあげよう!



子どもの鼻づまりは、長引くと副鼻腔(びくう)炎や中耳炎などを引き起こす可能性もありますし、何より見ていてもつらそうですから、早めにケアしてあげたいですね。



鼻づまりには、これもオーストラリアに分布し、抗炎症作用がある「ユーカリ」(10mlで1700円ほど)の精油がオススメです。ユーカリの香りを子どもと楽しんでみては?





●ユーカリの芳香浴



(1)洗面器に多めにぬるま湯をはります



(2)ぬるま湯の中にユーカリの精油を1滴垂らします



(3)ぬるま湯をかき混ぜます



(4)湯気と香りを吸い込みます。タオルなどを頭からかぶって、湯気をのがさないようにするとより効果的です。





体を温める「ラベンダー」のバスソルトで、風邪への抵抗力を高めましょう!



子どもでも大人でも、風邪の予防には日ごろから体を温めておくことと睡眠が大事ですね。



体を温め、ぐっすり眠るためには、ラベンダー(100mlで2000円ほど)のバスソルトがピッタリです。ラベンダーのバスソルトを入れたお風呂で、子どもとともにリラックス&ぽかぽかの体になりましょう。





●ラベンダーのバスソルト



(1)天然塩大さじ1を用意します。



(2)天然塩にラベンダーの精油を1〜2滴たらします。



(3)天然塩をよく混ぜます。



(4)天然塩をお風呂に入れ、入浴します。



ラベンダーの精油は鎮静作用があり、寝つきをよくします。さらに、天然塩は皮膚を活性化させ、免疫力を高め、体を温めてくれます。



入浴後、お風呂の入り口を開けておけば、部屋中にラベンダーの香りが広がり一石二鳥です.



私も感じていますが、子どもとお風呂に入ると、子どもがその日にあったことを話し出す、ということが多いですよね。これは、お風呂に入ると体と心の緊張がほぐれ、自分の気持ちを言葉に表しやすくなるのだそうです。



話すこと自体が子どものストレス解消になりますし、子どもの気持ちを親が知るきっかけにもなります。ラベンダーのバスソルト入浴で子どもの体を温め、ストレスも解消してあげて、風邪をひかない抵抗力のある体にしてあげたいですね。



幼い子どもは、大人より精油の影響を受けやすいといわれています。精油はアロマセラピスト(専門家)のいる店で、アドバイスを受けながら購入するようにしてください。精油を適切に活用して、健やかでリラックスした育児をしていきましょう。



監修:アロマセラピスト・中津江利子



(文/ライター・桐山孝子)