内閣府の経済社会総合研究所が実施した企業行動に関するアンケート調査結果によると、輸出企業の採算円レートが6年ぶりに円安方向に転じたことが分かった。

 輸出を行っている企業の採算円レート(全産業・実数値平均)は、1ドル83.9円で、前年度調査(82.0円)から1.9円の円安となり、6年ぶりに円安方向に転じた。

 業種別に見ると、「繊維製品」(91.9円)、「鉄鋼」(90.2円)等の採算レートはより円安水準で、「医薬品」(79.0円)、「卸売業」(81.7円)等は、より円高水準。

 雇用状況について、過去3年間の正社員の増減率は全産業で0.2%増(製造業0.3%減、非製造業0.8%増)となった。

 今後3年間の正社員の増減率の見通しは、全産業で0.8%増(製造業0.2%増、非製造業1.5%増)で、全28業種のうち20業種で増加となっている。製造業では「医薬品」(1.5%増)、「精密機器」(1.3%増)、非製造業では「不動産業」(3.8%増)、「その他金融業」(3.0%増)の増加率が高い。

 調査は、1月に、東京・大阪・名古屋の証券取引所上場企業を対象に実施し、815社から回答を得た。

超円高で加速するグローバル採用〜中堅・中小企業も海外へ、人材不足による採用競争
崖っぷち 日本流グローバル人事〜遅れる日本本社のグローバル化、崩れつつある日本企業の優位性
グローバル化で加速する経営人材の獲得〜リテインド・サーチの現場から

日本人材ニュースHRN」は人材採用・人材育成の人事専門誌です。