■アメリカでの認知率は約80%、人気集める「サーキットトレーニング」。

 “ダイエット大国”アメリカでは、現在どのようなダイエット方法が注目されているのか。トレンド総研では、インターネット上での検索件数や掲載記事数などから、「サーキットトレーニング」というエクササイズに注目した。「サーキットトレーニング」とは、数種類の運動とインターバルを組み合わせて1サイクルとし、この1サイクルを繰り返していくエクササイズ。その運動の組み合わせにより、リハビリ用からアスリート用まで、様々なプログラムが紹介されている。ダイエットのためのプログラムも開発されていて、心拍数を保つことで効率的に脂肪を燃焼させられるのが特徴とのこと。

 今回の調査において、「サーキットトレーニング」のアメリカでの認知率を調べると実に79%が認知しており、どういったものか理解しているという理解率も70%にのぼった。一方で、日本における認知率は42%とアメリカのおよそ半分。理解率にいたっては、24%にとどまっている。どういったものか理解しているというアメリカ人にさらに詳しく聞くと、その63%はすでに「サーキットトレーニングを試したことがある」と回答。また、試したことがない人でも、73%は「今後試してみたい」と答え、知名度のみではなく、その支持率の高さがうかがえた。

■「サーキットトレーニング」、日本での取り組みは?

 アメリカでは8割近い認知率を誇る「サーキットトレーニング」だが、日本では、どのような取り組みが行われているのか。今回、トレンド総研では、「サーキットトレーニング」をメインメニューの1つに掲げる、女性フィットネススタジオ「Bodies」を運営する、ボディーズに取材を依頼した。「Bodies」は、全国24ヵ所に店舗を構える女性専用のフィットネススタジオ。2003年に立ち上げ、2004年に「渋谷パルコ」に第1店舗を設立して以来、「サーキットトレーニング」をメインメニューとして取り入れているという。今回トレンド総研は、都内店舗で店長を務めながら、自らもスタジオに立ち続けている森山氏にインタビューを行った。

――「サーキットトレーニング」とはどういったトレーニングですか?

 数種類の“筋肉を大きく使う運動”と“インターバルに行う全身運動”を交互に繰り返すエクササイズです。一定の時間、休憩せずに続けることで、短時間でも効果的な運動成果をあげることができます。例えば、「Bodies」のサーキットトレーニングでは、1サイクルの間に8種類の油圧式マシンを使用します。各マシンでの“筋肉を大きく使う運動”のインターバルには、音楽に合わせて、ステップ運動などを行います。全身をバランス良く動かせるようにプログラムを作っているので、無理なく運動することが可能です。各運動はそれぞれ30秒ずつで、1回のトレーニングは、3サイクル約30分間。短い時間でも、しっかりと運動効果を出すことができます。

――ダイエット方法としての、「サーキットトレーニング」のメリットは?

 一般的に、脂肪が効率的に分解され始めるには、20分程度かかると言われているため、ダイエットを目的に運動する際は、20分以上は有酸素運動を続けることが重要なのです。しかし、単調なエクササイズで同じ筋肉ばかりを使っていると、その部分の筋肉が疲れてしまい、継続的な運動は難しい。そこで、オススメなのがサーキットトレーニングです。短いインターバルを入れて筋肉を休ませながら複数の異なる運動を順番に行っていくことで、楽しく運動を続けることができます。使用するマシンも女性のことを考えて選んでいます。“筋肉を大きく使う運動”に用いる油圧式マシンは抵抗が少なく、女性でもスムーズでスピーディーな運動が可能です。一定期間、継続して通ってもらえれば、「気が付いたら、体が変わっていた!」と実感してもらえると思います。