営業・企画など外回りをする業務とは違い、デスクワークが中心となっている人にとっては、「運動不足」は常に気になるところです。

 成人男性は1日に約2000キロカロリーを消費しなければいけませんし、女性は約1700キロカロリーが必要です(年齢・体格で異なります)。そんなことを気にしながらも、ついつい増える間食と遅い時間のドカ食い。1日の消費カロリー以上に摂取してしまうこともあるのではないでしょうか。「一体どうしたらいいの?」と頭を抱えているデスクワーカーは多いはず。

 そんなデスクワーカーに朗報? があります。パソコンのワンクリックで使われるカロリーは、いったいどのくらいなのでしょう。

 カロリーについて、食べ物のみならず、人体や人のさまざまな活動、身の回りの出来事や宇宙の事象まで、「なんでも見てやろう」という挑戦的な書籍が『なんでもカロリー換算』。同書のなかで、ワンクリックの消費カロリーが、専門的に計算されています。

 「筋肉の形を円筒状に単純化して、直径1センチメートルの底面に指の第一関節を曲げる筋肉と、第二関節を曲げる筋肉の長さをかけて、さらに脂肪を取り除いた筋肉の密度を計算すると、人差し指を曲げるために使う筋肉の総体積は10.8立方センチメートル、総重量は11.7グラムとなりました。

 筋肉1グラム当たり1秒間の平均ATP消費量は16.7マイクロモルなので、総重量11.7グラムの筋肉が1秒間に消費したATPの総量を計算しますと、

11.7g×16.7μ mol/g≒約195マイクロモル

となります。ATPのエネルギーは1モルあたり7.3キロカロリーなので、消費カロリーは約1.42カロリーとなります」

 なんと、ワンクリックの消費カロリーは約1.4カロリーとなるのです。「ここでやった計算は筋肉が完全に収縮するために使うカロリーなので、実際はもう少し少なくなる」といった注釈はありますが、デスクワーク時の消費カロリー数が気になっていた人にとっては、数字がわかってスッキリしたのではないでしょうか。

 でも、クリックでダイエットは現実的ではなさそうですね。やはり、痩せるためには、間食や夜間のドカ食いを我慢しましょう。



『なんでもカロリー換算 (PHPサイエンス・ワールド新書)』
 著者:竹内 薫,丸山 篤史
 出版社:PHP研究所
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