お金を借りるなら″面倒な借り方″ほどトクをするって知ってた?

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お金の「そうなんだ!」「本当?」といったいろんな知識をファイナンシャル・プランナーのヤマサキさんが紹介します。今回は「お金の借り方」のお話。どうしても借金をする必要があるとき、どこでお金を借りますか?実は面倒な借り方をすればするほど、あなたはラクになるのです。

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■■どうしてもお金を借りたいときはどうすればいいか

お金の専門家であるファイナンシャル・プランナーは「基本的にお金は借りるな」と説明します。個人がお金を借りてトクすることはほとんどないからです。会社がお金を借りた場合は別で、借りたお金でそれ以上の売り上げを生み出しますので、借金がビジネス上トクをすることがあります。むしろうまいタイミングで借金してビジネスを拡大することが重要です。

ところが個人の借金においては、借金以上の何かを得るチャンスがほとんどありません。バーゲンで服を買ったけど現金が足りないので「3回払いで」といえば、必ず買った額より返済額は多くなります。買った服も古着に回したところで購入価格で売れることはまずないでしょう。つまり、個人の借金はそのまま将来の負担としてのしかかるのです。

それでも、「どうしてもお金を借りる必要がある」というときが人生では何度か訪れます。そこで、やむをえずお金を借りるとき、少しでも有利にお金を借りる方法を考えてみましょう。

■■担保があれば、金利は下がる

借金の大原則として、お金を借りるときの金利が下がれば、返済負担はラクになります。第一の有利になるルールは「担保の有無」です。お金を貸す側にとって、貸したお金を回収できないリスクは悩ましいものです。しかし万が一のときは回収するアテがあれば、それほど心配せずにお金を貸すことができます。つまり金利が下がるわけです。

一番ポピュラーなのは、「住宅ローン」でしょう。例えば住宅ローンの金利は年2.5%以下くらいです。15〜18%くらいは当たり前の消費者金融と比べれば、その差は一目瞭然です。金利が低くてすむのは、銀行にとって「返せない人は、その家を取り上げて売り払えば回収できる」というアテがあるからです。

すでに家や土地を持っている場合はその土地を担保にすればかなり低金利でお金を借りることができます。これも借金を返せない場合にも回収するアテがあるからです。
でも、20代から30代で「担保にする家が2軒あるよ」ということはほとんどないでしょう。何か他の借り方を考えたほうがよさそうです。

■■手続きが面倒な借り方ほどトクで有利

次に考えられるのは「手続きが面倒」であったり「手続きに日数がかかる」借り方です。普通に考えれば、面倒だったり時間がかかる借り方はしたくないと思うでしょうが実は金利は低くてすみます。

(1)即日発行即日融資をうたう消費者金融のカードを使った借金、(2)クレジットカードに付随しているキャッシング機能を用いた借金、(3)メインバンクの銀行で約一週間の審査後に使えるパーソナルローンカードを使った借り入れ、3つの借り方ができるとき、どれが一番金利が有利になるでしょうか。

先ほど説明したとおり「手続きが面倒」「手続きに日数がかかる」借り方は金利が大きく下がります。即日発行の消費者金融の金利が年18%のとき、メインバンクとして利用している銀行で「パーソナルローンのカードを作りたい」と相談して申込みをすると、年10%くらいの金利でお金を借りることができます。ただし窓口での手続きと1週間ほどの時間がかかります。

しかし、入り口でちょっと手間をかけた分の差は最後に大きく開きます。もし100万円を24回払いで借りたとすれば、総返済額は120万円と111万円になります。消費者金融で借りると、借りた額の20万円も多く返す必要があるのです。

ちなみに、クレジットカードについているキャッシング機能(特定の買い物とリンクしておらず、単純にお金を借りる機能)は、消費者金融とほとんど変わらない金利だったりします。すでにあるクレジットカードですぐ使える借金なので気楽に使う人がいますが「便利」は高くつく、という基本ルールは変わらないというわけです。

■■一番、有利な借金は……あの方法!

もし、数万円から数百万円程度を必要になって困ったときは、金融機関に相談に行くのもいいのですが、一番有利な借金を選択することも考えてみてください。それは「親に頭を下げて借りる」方法です。

ほとんどの人は親に借金の相談をすることを避けたがります。普通、怒られるでしょうしね。しかしこれも「面倒」「日数がかかる」の1パターンとして考えると、どこよりも低い金利もしくは無利息で借りられる可能性がある借り方でもあります。先ほどの120万の返済のような金利は不要で、借りた100万円さえ返せばすむかもしれないわけです。

きちんと頭を下げて、お金を借りざるをえない苦しい事情が説明できれば、親も(親自身の経済的に無理のない範囲で)、お金を貸してくれるはずです。お金を借りたお礼は必ず将来に返すとして、今は借金しなければいけないピンチを乗り越えるために、親の力を借りてみてはどうでしょうか。


ところで、親友に借りる、のも選択肢としてないわけではありません。しかし、友人に借りたお金を返せないと友情を失うことになりますので、ご注意を。「あいつは卒業後、うまく稼いでいるらしいから、これくらい借りてもいいだろう」なんて思って友人に声をかける気持ちは必ず見透かされます。友人からの借金は返済の計画を守り、数千円から数万円の借金でもきちんと返しておきましょう。

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