苦闘を続ける石川遼 行く先に光は見えるか(撮影:岩本芳弘)

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 米国男子ツアー「ホンダクラシック」。石川遼は初日、2日目とスコアを落とし、トータル8オーバー132位タイで予選落ちを喫した。

 これで石川は5試合に出場して4試合で予選落ち。しかも、予選落ちした4試合はすべて100位台、唯一予選通過を果たした「ノーザン・トラスト・オープン」もカットラインギリギリでの通過と、結果を見れば“惨敗”といえるシーズンの立ち上がりとなっている。
 しかし、予選を通らないことに不甲斐ない思いを抱えながらも、「何をしにここに来てるかというと勝つために来ている。子供の時、(なんとか予選を通過して)シードを獲ることを目指してやっていたわけではなくて、メジャーで勝つということを目指していた」と、あくまで目指すところは“予選通過”ではなく“優勝”。その気持ちに一切ブレはない。
 では、どういうゴルフで1年目に優勝争いを目指していくのか。
 「今の自分の技術で(米ツアーで)優勝争いするということを考えたときに、ドライバーでフェアウェイをキープして、なるべく短いクラブでピンをデッドに打っていくということしか考えられない。マネジメントの部分で(一流選手達と)違うというのはそうだと思うけど、僕はああいうゴルフでハマッたときに優勝争いするというゴルフをしたい」。
 ボクシングに例えるなら、米ツアーという強大な相手にボディブローを浴びせられながら、懸命に歯を食いしばり今できる最高の右ストレートを放ち続ける。そんなゴルフを今の石川は続けている。
 ここまでは結果が出ず惨敗が続いているものの、「ザ・ホンダ・クラシック」を制したマイケル・トンプソン(米国)も開幕前のフェデックスランクは197位と石川よりも下だった。可能性を信じて、今は前を向いて戦い続けるのみだ。
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