チンピラの美意識を表現 ミハラヤスヒロ2013-14年秋冬メンズコレクション

写真拡大

 デザイナー三原康裕が手がける「MIHARAYASUHIRO(ミハラヤスヒロ)」が、「CHINPIRA(チンピラ)」をテーマに2013-14年秋冬メンズコレクションを発表した。ランウェイショーは、パリ市内の屋外の会場に東京打撃団による迫力ある和太鼓の演奏を響かせて開催。ヘビ柄で織られた西陣織をはじめ、和柄や刺繍で独特な美意識が表現された。

ミハラヤスヒロ新作テーマは「チンピラ」の画像を拡大

 テーマの「チンピラ」について「MIHARAYASUHIRO」は、"不良少年や下っ端のやくざなどを指し、中途半端な人々を指す。いわゆる、世の中の嫌われ者であり関わりたくない存在"と説明している。日本特有の存在で、その悪趣味とも取れる独特な世界観に威圧的ではあるが繊細な美意識を感じて、またその美意識を"儚い夢を永遠に追い続ける少年の精神のよう"と捉え、コレクションに落とし込んだという。

 「チンピラ」からインスピレーションされたのは、刺繍や和柄、またゴールドやシルバーといった装飾品。2012-13年秋冬コレクションから発表しているオリジナルの西陣織は、今シーズンも1688年創業の京都「細尾(HOSOO)」と協業した。ヘビ柄の中に和柄の地紋柄が隠され、上質なシルクの中に織り込まれた金糸が光を最大限に反射。3シーズン目の開発の成果として薄手に織られているのが特徴で、ジャケットやパンツ、ディテールに使用したシャツなどのウェアだけではなく、スニーカーにも使用するなどアイテムの幅が広がっている。花柄で人体の骨格や内蔵を表現したシャツやカーディガン、ボアやニットの衿の取り外しが可能なコート、入れ墨のように和柄を織り込んだフォトジャカードのジャケット、スカジャンで有名な東洋エンタープライズによる刺繍入りのブルゾンなども代表的なアイテムだ。なお、プリントにも使用されている「CHINPIRA」のロゴは、2013年春夏コレクションでもコラボレーションしたINOUE JUN(イノウエジュン)が手がけている。

 2013-14年秋冬メンズコレクションの発表と同時に、共通の素材を使用したウィメンズの2013年プレフォールコレクションも発表された。これらは7月から順次販売が予定されている。


■MIHARAYASUHIRO 2013-14年秋冬メンズコレクション全ルック
 http://www.fashionsnap.com/collection/miharayasuhiro/mens/2013-14aw/