マンションと一戸建てではどちらが長く住めるか

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マンションの場合も、一戸建ての場合でも、それぞれに耐用年数があります。

耐用年数が過ぎれば建て替えの必要が出てきますし、それぞれにかかる経費も異なってきます。

そこでマンションと一戸建てとでは、耐用年数にどれだけ違いがあり、建て替え費用にどれほどかかるのかなどの一般的な事情について調べてみました。

■木造住宅・一戸建ての耐用年数と建て替え費用木造住宅の耐用年数は、どの視点で考えるかで変わってくるのが一般的なようです。

例えば法定耐用年数は22年ですが、財務省の「PRE戦略検討会」における有識者ヒアリング資料によると、木造住宅の平均寿命は54年となっています。

また都市部かそうでないかでも寿命が異なるとされていることがあり、都市部ではないところの方が建て替え頻度も少ないため寿命が長いと言われています。

また建て替え費用については、「平成23年度フラット35利用者調査報告」によると、注文住宅1戸あたりの平均建設費は2,920万円。

その他に建て替えにかかる諸費用がかかりますので、3,000万〜3,500万円ほどはかかるといえるかもしれません。

■RC造りマンションの耐用年数と建て替え費用マンションの法定耐用年数は47年です。

財務省の「PRE戦略検討会」における有識者ヒアリング資料によると、RC造りのマンション平均寿命は45年と木造住宅よりも短くなっています。

また、寿命に関わらず、共同住宅の場合は建て替えが行われにくいこともあり、実際の耐用年数よりも長い間使用されている事情も多いようです。

そのため、マンションの場合には実際構造の耐用年数ではなく、使っている人々が建て替えを選択するかどうかで寿命が決められていることのほうが多いとも言えます。

またマンションの建て替え費用は一戸あたり数千万円かかることが多く、建て替えよりも修繕を選ぶことも多いようです。

■最近では、耐用年数に変わりはないという見方も木は腐りやすく、RC造りは長持ちするというイメージから、一般的に木造よりも鉄筋コンクリートを用いるRC造りの方が、耐用年数が長いというイメージでしたが、公共施設でコンクリートの壁がはげ落ちたりする事故が増えてからは、そのようなイメージに疑問視を持つ方も増えています。

またコンクリートが経年変化でアルカリ性から中性になることや、コンクリートに入った亀裂から鉄筋にさびが入ることも多く、半永久的に使用できるというイメージがなくなりつつあるのも事実です。

一方で木材住宅でも、使われている外装材、内装材の違いで木造の骨組みが腐ったり、傷んだりすることもあり、適切なメンテナンスや適切な材料の使用いかんで、耐久年数が大きく変わってくるのも事実です。

十分注意しましょう。