本日開催!WBCのちょっとした小咄たち



本日、第3回ワールドベースボールクラシック(以降WBC)の本大会が開幕します! 分配金の問題で出場するかしないかの話もありましたが、無事に日本も出場します。第1回、第2回大会と連覇しているだけに、やはり注目度はナンバー1です。



さて、このWBCですが、どういった経緯で始まったのか知っていますか? 今回はWBCの成り立ちや大会中に起こった出来事などを紹介します。



■言いだしっぺはメジャーリーグのお偉いさん



WBCの開催を最初に提案したのは、メジャーリーグベースボール(以降MLB)のバド・セリグという人物。1998年から現在に至るまで、長期にわたりMLBのコミッショナーを務めています。バド・セリグは、アジアや中南米のマーケット拡大と野球の世界的な人気確保を目的に「野球の世界一を決める大会」の開催を提案しました。そして2005年5月、「2006年の3月に『World Baseball Classic』を開催すること」が決定しました。



しかし、当初は日本は参加を保留していました。その理由というのは、



・主催のMLB機構が大会利益の分配をMLB中心にして、他の出場国にとって不利なものだった

・開催通達が急だった

・開催が3月と、日本のプロ野球開幕とかぶってしまう



といったものでした。今回の第3回も「利益の分配」でもめましたが、これは第1回から相変わらずやってることなんですね。



その後、主催のMLB機構は日本に「大会失敗時の損失の補填の約束」や「数度の出場の打診」を行い、2005年の9月に日本が参加を表明。同じく参加に反対だったキューバも参加を決定し、ようやく16カ国が出そろうことになりました。



第1回、第2回と連覇を果たす日本が参加していなかった可能性も大いにあったわけですね。



■また同じチームと……組み合わせの珍事



第1回では、出場16カ国を4チームごとの4つのリーグに分け、勝ち上がった2チーム(合計8チーム)でさらにリーグ戦を行う。そこから勝ち上がった4チームのトーナメント戦で優勝を決める、というのがルールでした。



しかし、第2回大会では、ダブルイリミネーション方式という「2回負けるまで敗退が決定しない」特殊なトーナメント戦になりました。また、1次トーナメントを勝ち上がった2チームが、2次トーナメントでも同じグループになる、というルールもあったため、日本と韓国が5回も対戦することになりました。



日本と韓国は、まず1次トーナメントで2度対戦、その後2次トーナメントでも同じグループになり、ここでも2度対戦しました。最後は両チームが決勝に進み、これで5戦目。「日本と韓国ばかりで新鮮味がない」といった批判が相次ぎました。



第3回大会では、再びリーグ戦になっていますので、同じようなことは起こらないでしょう。



■トロフィーはあの有名宝飾ブランド!



WBCの優勝トロフィーはあの『ティファニー』製。職人が200時間以上をかけて作ったそうです。材質はスターリングシルバーで重さは約14kg。また、WBCのメダルは優勝国と準優勝国だけに授与されます。準決勝で敗退した2チームには何も送られません。ちょっと寂しいですね。





大会3連覇が期待されるわれらが『サムライJAPAN』。優勝も大事ですけど、ケガのないように頑張ってもらいたいものです。



(貫井康徳@dcp)