サウナの効率的な入り方をプロに聞いてきた!



皆さんはサウナって好きですか? 筆者は大好きで、それ目的でスーパー銭湯に通っていたりします。今回は、そんな大好きなサウナにより詳しくなるため、日本のサウナの普及や発展に尽力されている日本サウナ・スパ協会の理事・若林幹夫さんにお話を伺ってきました。



サウナの入浴方法の種類やその効能、また効果的な入浴方法などを聞いてきましたので、ぜひ参考にしてください。



――若い人でも愛好する人が増えているサウナですが、効率的な入浴の方法というのはあるのですか? 入浴法にも種類はあったりしますか?



若林さん まず私どもはサウナの入浴法を「低温浴」「繰り返し浴」「高温短時間浴」「温冷交代浴」の4つに大別しています。



――そうなんですね。それぞれの入浴方法はどんなものですか?



若林さん まず、「低温浴」は70度前後の低い温度のサウナで15-20分間ゆっくりと汗を流す入浴法です。低い温度のサウナに入ることで神経を鎮めたり、緊張を解いたりする鎮静作用が働くのです。不眠症の人やストレスがたまっている人には、この入浴法がお勧めです。



――「ストレスで眠れない」という人も増えていますから、そういった人に最適ですね。



若林さん 次に「繰り返し浴」ですが、90-100度のサウナに10-15分ほど入り、しっかりと汗を流す入浴法です。15分ほど経過したらいったん外に出てクールダウンします。汗が引いたら再びサウナに入り、入浴時間をだんだん短くしながら4-5回繰り返し、水風呂は避けてよく汗を流すことが肝要です。皮下脂肪の多い方は汗が出にくいのでサウナに入る前にお風呂に入ってしっかりと体を温めておくとより効果的です。



――しっかりと汗をかくことで減量できるのですね。



若林さん 皮膚から1mlの汗が気化する際、0.58kcalの熱量を奪います。よく汗を流せばその分体重も減ります。しかしそれは一時的なことで、日常の適度な運動とほどよい食事の取り方が大事です。



――なるほど。「高温短時間浴」はどんなものですか?



若林さん 高温短時間浴は、90-100度の熱いサウナに短時間入る入浴法です。熱いサウナにサッと入ることで皮膚が適度に刺激され、神経調節能力が高められます。



――短時間でもそういった効果があるのですね。



若林さん そうですね。肩こりや腰痛などの神経・感覚的疲労を、自らの抵抗力を高めることで回復させようというのが高温短時間浴の狙いです。



――最後に「温冷交代浴」はどんなものですか?



若林さん 温冷交代浴は、90-100度のサウナに8-10分ほど入った後、冷水シャワーや水風呂に入ります。冷水を浴びた後はしばらく休憩し再び熱いサウナに入ります。これを何度か繰り返す入浴法です。



――温冷交代浴にはどんな効果がありますか?



若林さん まずスポーツなどによる肉体的疲労の回復に効果的です。血流が安静時の2倍近くになるので、酵素の摂取量が増え、疲労物質(乳酸)の排泄が促進されるのです。また、血流が良くなることで肩こりや腰痛などの症状が緩和されます。



――肉体の疲労回復に効果的なのはうれしいですね。



若林さん 自律神経の働きを活発にしたり、生理機能を高める効果もあるのでお勧めですね。



――サウナにはさまざまな効果があるのですね。



若林さん ほかにも心臓機能の向上や老廃物や疲労物質の排出による美容効果。また、HSP(ヒート・ショック・プロテイン)という、傷ついたタンパク質を修復し、血管の梗塞や虚血状態など細胞異常に効果的な物質の増加にも効果的です。



――サウナは良いことずくめなんですね。



若林さん そうなんですよ。ただし、高血圧症や生活習慣病等の人のサウナ浴は医師の指導を受け、場合によっては避けた方がいいですね。そして一番大事なことはサウナの後の十分な水分補給。これは忘れずに行ってください。定期的にサウナを楽しんで気持ちのいい汗を流してリフレッシュしていただき健康管理に役立てていただきたいですね。





単純に汗をかいたら出ておしまい、という入り方しかしていなかったので、次はこれらの入浴法を試してみたいと思います。皆さんもぜひお試しください!



日本サウナ・スパ協会は、3月7日を「サウナの日」として日本記念日協会へ登録しました。今年の3月7日は、関西地区で37歳の人を対象にしたサウナ無料イベントを開催するとのこと。詳細は協会ホームページからお問い合わせください。



(貫井康徳@dcp)







【公益社団法人日本サウナ・スパ協会HP】

http://www.sauna.or.jp/