多少の調整はあるものの、イケイケドンドンの日本株。本誌も完売御礼! ありがとうございます。「いま買わないで、いつ買うの?」、ということで久々の上げ相場にスコーンと乗れる銘柄を今月もたっぷり集めました!!!♪♪♪


TDKの出遅れ感が強まっている。業績と需給の両面でプラス材料を内包しており、水準訂正的な買いだけでも大幅高が期待できそうだ。

円相場の先安観測を材料に、電機など輸出セクターの株価は年末年始にかけて急伸したが、TDKは震災直前より4割ほど低い水準にとどまっており、輸出系の優良銘柄の中では割安感が大きい。現在の株価は、スマホ向け部品の伸びが低いことから、実力以下の水準にあるようだ。

しかし、2012年3月期のリストラの成果から、今期から来期にかけて急速な収益改善が見込まれる。さらに、株価が4ケタで日経平均構成比も大きな銘柄なので、相場全般の上昇につれて、値幅の極大化を狙う投資ファンドなどの買いが入りやすい特長がある。

相場全体が底離れする局面では、日経平均株価を上回る値上がり率を見せる傾向もある。リスクを取れる投資家には、短期でも中長期でも面白い銘柄だろう。

株業界の番猫・みけこさんの兜町キャッツアイ
第58話 統合後の東証&大証

まだまだ寒いにゃ。「こんな日はコタツで丸くなってるんでしょ?」って聞かれるけど、それは間違い。雪の日に外に出ないのは寒いからじゃなくて、毛が濡れるのがイヤだから。たいていの猫はコタツの中で、暑くてのびてるから見てみるといいにゃ。

外部の印象と実際の様子が違うのは猫だけじゃなくて、会社も同じ。東証と大証は1月に経営統合して日本取引所グループになったけど、こっちもあんまり変わってにゃい。

広報では報道の人たちに、統合後の略称に「JPX」を使うようお願いしていた。でも東証の中を歩いても、東証職員さんは誰もJPXなんて言わにゃいの。

斉藤・東証社長と米田・大証社長がぎこちなく握手するのを見て、両方の取引所職員の間に壁があるように思ったけど、夏の市場統合に向けて詰めの作業に入っている部署でも、なんだか昔からの同僚のように会議しているみたい。ちょうど大発会から株価が上がったのもよかったのかにゃ。

東証の職員さんに聞いたら、心配は転勤なんだって。今までは大阪事務所行きや海外研修でもない限り、ずっと東京暮らしだったけど、今度は大阪との交流が増えそう。でも、合併には付きものの希望退職者も募らないから、ゼイタクな悩みかもしれないにゃ。


この記事は「WEBネットマネー2013年4月号」に掲載されたものです。