輸入小麦、4月から9.7%値上げ--小麦需要量の約9割、食品の値上がり懸念

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農林水産省は27日、輸入小麦の政府売渡価格について、2013年4月期(4月〜9月)から主要5銘柄平均で9.7%引き上げると発表した。

1トン当たりの価格は5万4,990円。

5銘柄のうち、パンや中華めんなどに使用されるハード・セミハード系は、7.5%値上がりして1トン当たり5万5,460円に、日本めんや菓子などに使われるソフト系は、14.2%値上がりして同5万4,130円になる。

輸入小麦は、国内の小麦需要量の約9割を占めており、小麦を原料とした食品の値上がりが懸念される。

同省によると、今回の引上げは、算定期間前半(2012年9月〜11月)において、米国の乾燥気候による作柄悪化懸念から大豆・とうもろこしの国際相場が上昇し、それに連動して小麦の国際相場が高水準で推移したこと。

また、算定期間後半(2012年12月〜2013年2月)において、西豪州産小麦の生産量が乾燥などの影響で減少し、輸入価格が高騰したことなどが主な要因だという。

なお、今回の値上げが消費者物価指数に与える影響は0.008%程度と見込まれている。