救援の柱、藤川が抜けたが大きな手当はしなかった。大物新人を獲得。

投手陣。えんじ色は規定投球回数以上。

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規定投球回数に4人が入って、このうち3人がERA2点台。勝てなかったのはひとえに貧打による。
この投手陣が健在で、さらに岩本、二神などが期待できる。榎田も先発に回る。投手陣は上位球団とそん色がない。

救援陣は、藤川が抜けたことでピンチではあるが、久保康友をクローザーに回す。救援投手の顔ぶれも揃っている。
現状だけを見るなら、打線よりもはるかに明るいと言えよう。

ただし、阪神は、投手を育ててきたとは言い難い。
2年前のドラ1榎田大樹はいきなりセットアッパーで酷使された挙句、昨年後半には潰れてしまった。3年前の西村憲も同様。久保田智之も苦しんでいる。西武、広島に移籍した江草も同様である。

福原忍、渡辺亮、さらには筒井とまだ磨滅していない投手はいるが、この球団は投手を消耗品とみなしている感がある。

恐れるのは、藤浪晋太郎をいきなりローテに入れたり、救援で使ったりしないかということだ。

超高校級とはいえ、18歳である。理想的には、2軍でゆったりと投げさせて、夏以降に上げてくるのが理想だろう。いわゆる「身体を作る」時期が必要だと思う。

スポーツ紙には「藤浪、いける!」という見出しが待っているが、才能の馬鹿な浪費はいい加減にしてもらいたい。