連載第24回は、都内などで乱立する「マッサージ店」を紹介しよう。今回取り上げる店は、都内中心部にあったが、昨年暮れに閉店した。その店に5年以上に渡って通い続け、内情を知る私が、マッサージ店が抱える経営リスクを明らかにしよう。

 あなたは、生き残ることができるか?

今回のシュリンク業界――マッサージ店

 10分〜30分ほどのサービスを行なうマッサージ店は、都内では1990年代の半ば頃から増え始めた。起業・開業に多額のお金は要らないこと、整体師などは民間資格・認定資格のため、民間の学校に通って資格を取得できることも、開業数が増えた一因と見られる。

 最近は、業界自体がすでに飽和状態となり、競争は激化、価格破壊も進む。一方、過当競争のなかで警察に摘発される店もある。

腰痛持ちの筆者が長年通った
マッサージ店はなぜ消えたのか

 そのマッサージ師の女性は、40代後半。日本語は「そうですよね……」という言葉しか話さなかった。こちらがお金を払うときにも、この言葉を口にする。店を出るときに「いつもは何時間働くの?」と尋ねても、「そうですよね」と答えていた。

 私は、女性を指名し続けた。指名料を上乗せされることはなかった。他の2人のマッサージ師のレベルは低かった。「30分3000円」としては高い、と思えた。

 待合室には、小さなテーブルがある。その上に中国製のお茶とガラスのコップがあった。それを口にした後、奥へと向かう。部屋は真っ暗になっている。2メートルほど先も見えない。服を脱ぎ、下着だけになる。

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