鍋を囲んだ時に、場を盛り上げる会話、タブーな会話






●鍋を囲んだ時の話題は何?

会社の仲間や友人と鍋を囲む機会が多いこの季節。場を盛り上げる話題を提供したいもの。そこで盛り上がる会話と、タブーな会話をチェックしておこう。





●鍋を囲むということは、基本的には無礼講

鍋を囲むということは、原則無礼講でよい。しかし、無礼講の定義が相手によって、変わるのも事実。では、皆で鍋を楽しむためにはどのような話題を選んだらよいか。



ビジネスがらみであれば、客先と、あるいは上司と鍋を囲むことが多いだろう。商談、あるいは相談事などがこの目的となる。商談目的であれば、基本的には業界情報など、やや硬めの話題でも相手の知らないことであれば歓迎される。「この間、これこれということを聞いたのですが、本当ですか?」と相手の得意な分野に話題を振ってみるのもいいだろう。



もし相手の趣味が分かっていれば、その話題で大いに盛り上がる。例えば、音楽好きな相手には音楽の話題、スポーツ好きにはスポーツの話題。そのために、多少事前学習が必要となる。これは接待の鍋である。無礼講といっても、相手の興味のある話題に限定した方が無難。上司との鍋も基本的には同じ。



●あまり肩の凝らない仲間との鍋はどうするか

割り勘で行く仲間どうしであればどのような話題を選ぶか。鍋を囲むほどの仲であれば、基本的には何を話しても盛り上がるのだが、例えば、恋の話などは面白いかもしれない。お互い、ストレス解消のために来ているという面もあるので、仕事の話は基本的には必要ない。誰かが悩んでいるようであれば、皆で相談に乗ってあげるというのもいいだろう。職場の悩みを聞きあうというのは、自分の勉強にもなる。ただし、あまり深刻にならないようにしたい。



恋人との鍋は、一味違ったもの。こうなると、基本的には言葉は不要。二人で鍋を囲むだけで雰囲気は盛り上がっている。特に盛り上げる必要はないだろう。雰囲気を楽しめばいい。



●鍋の席でもタブーはある

お客様との鍋では、競合他社の悪口や、個人情報の漏えいなどコンプライアンス(法律や社内ルールを守ること)違反は絶対ダメ。酒が入るとこういうことが漏れる場合が多いが、ゆくゆくは責任を取らなければならない。上司との間でも同様。



では、仲間との鍋ではどうか。その場にいない人間の悪口は、言う側は楽しいものかもしれないが、言われる立場になったら、たまったものではない。従って、人の悪口はタブー。そして、会社の仲間であれば、個人情報のたれ流しは、大いに問題あり。こうした基本さえおさえておけば、鍋を囲むことはとても楽しいもの。



このシーズン、ぜひ鍋を囲んで盛り上がりたい。



(文:深山敏郎/(株)ミヤマコンサルティンググループ/コミュニケーションズ・スペシャリスト)



●著者プロフィール

コミュニケーション改善の請負人として、高級ホテル、外食チェーン、外車ディーラー、IT企業など、20年で延べ4万人あまりを直接指導。夢は、英国でシェイクスピア芝居を英語で上演すること。 http://www.miyamacg.com/ お問合せ先:info@miyamacg.com

執筆協力:石井公一(いしいきみかず 中小企業診断士)