あなたの知らなそうな「動物ことわざ」




「犬も歩けば棒に当たる」など、動物が入る「ことわざ」や「成句」はたくさんあります。「猫の額」といえば「土地が狭いこと」の例えですし、「カラスの行水」といえば「入浴の時間が短いこと」の例えですよね。このように動物の入った「ことわざ」「成句」で、あまり知られていないものを集めてみました。





■今年の干支「巳」こと「蛇」(へび)の入ることわざ



●蛇は竹の筒に入れても真っすぐにならない



「生来備わっている性質は変わらない」という意味。「根性の曲がった者は変わらない」という悪い意味で使います。



●草を打って蛇を驚かす



何げなくしたことが、意外な結果を招くという意味。「藪をつついて蛇を出す」と似ていますが、ちょっと違います。



●蛇(じゃ)は一寸にして人を呑む



蛇は1寸サイズの小さなころから人を呑むような勢いがある。偉くなる人は小さなころからその気概があるという意味。「栴檀は双葉より芳し」と同意です。



■「猫」の入ることわざ



●猫の歯にノミ



「滅多にないこと」「確実でないこと」の例え。猫が自分でノミを捕ったりしないことから。



●心配は猫をも殺す



心配ごとは命を縮めるもとであるという例え。「猫でさえ心配ごとで死んでしまうというのに、いわんや人間をや」というわけです。



●小姑一人は猫千匹



言いにくいですが(笑)、嫁にとってみれば「姑は猫1,000匹に匹敵する難敵である」という意味。



●手袋をはめた猫は鼠を取らぬ



「体裁や世間体などを気にせず、一生懸命に取り組まないと成果は出ない」という例え。「長靴をはいた猫」は一生懸命仕事してましたけどね(笑)。



■「カラス」の入ることわざ



●カラスが鵜(う)の黒さを笑う



自分のことを棚に上げて他人の欠点をあげつらうこと。カラスも鵜(う)も黒い鳥ですからね(笑)。



●カラスの口から余る物なし



カラスは何でも食べてしまうことから、強欲に何でも取ってしまうことの例え。ちなみに、カラスはとても頭がいい鳥なので、そんなことはないそうです。



●カラスの請け合い



「安請け合い」のこと。「引き受けたことをスグに忘れてしまうこと」の例え。



●カラスの白糞



「あり得ないこと」の例え。……なのですが、カラスの糞は「白い」のでこれは「ことわざとして成立していない」のではないでしょうか。



*……正確にはカラスの「糞」は「黄色がかった色」だそうです。



●カラスの昆布巻き



カラスの鳴き声「カア、カア」からのダジャレで「かかあ天下」、さらに「恐妻家」の意味。



■「犬」の入ることわざ



●犬骨折って鷹の餌食



犬が骨を折って獲物を追いたてても、最後は鷹に持っていかれることから、「骨折り損のくたびれ儲け」の意味。犬が骨折して寝込んでいると鷹に食べられちゃった……みたいに読めますが(笑)。



●犬一代に狸一匹



「チャンスはなかなか来ない」という例え。犬一匹の一生に狸のような大物の獲物は一匹ぐらい、という意味だそうです。失礼ですね。



●尾を振る犬は叩かれず



「懐いてくる者にひどい扱いをする者はいない」という意味。「窮鳥懐に入れば猟師も殺さず」と似ていますね。



●犬馬の齢(よわい)



自分の年齢をへりくだって言う。「犬や馬のように無駄に年齢を重ねました」という意味だそうです。これも、犬と馬がかわいそうですね(笑)。



いかがだったでしょうか。ほかにもたくさんありますが、皆さんいくつご存じでしたか?





(高橋モータース@dcp)