ミランは24日のセリエA第26節ミラノダービーで、1−1と引き分けた。FWステファン・エル・シャーラウィのゴールで先制してから、追加点のチャンスを逃し、同点に追い付かれたマッシミリアーノ・アッレグリ監督は「相手が死にそうなときは、殺さなければいけない」と悔しさを表している。

前半に見事なプレーをしたミランだが、何度も追加点を奪うチャンスを逃すと、後半に入ってペースダウンし、ドローで悔いを残すことになった。1−1の引き分けで、アッレグリ監督が完全に満足することはできないだろう。インテルを上回る順位を保ったミランだが、突き放すことはできなかった。

「怒ってはいない。我々は前半、素晴らしいプレーをして、インテルに何も許さなかった。後半は(クリスティアン・)アッビアーティが素晴らしいセーブをして、ゴールを決められ…それからはもう何もなかった。だが、我々はもっとうまくボールをコントロールしなければいけなかったんだ。あまりに若すぎると、簡単に見えることもあるのだろうが、実際にはそうじゃないんだよ」

「我々には決定的なチャンスがあった。12回もあったわけではないが、ビッグチャンスが4回あったんだ。(サミル・)ハンダノビッチの(エムバイェ・)ニアンに対するセーブは素晴らしかった。とにかく、後半のインテルは前半よりも良いプレーをしたね」

「失点? 相手の功績をたたえよう。(エセキエル・)スケロットがうまかった。長友(佑都)もね。あのプレーにはもう少しうまく守らなければいけなかった。我々は少しどたばたしてボールを失ってしまったんだ。だが、チームは良い時期にある。まだインテルの上にいるんだ。今夜の試合で勝つ義務があったチームがあるなら、それは我々ではなく、インテルの方だよ」

「シーズン序盤戦ではチームを変えたこと、いくつかのエピソードの代償を払った。シーズンを通じて常にうまくやれるわけではない。これまでは(ズラタン・)イブラヒモビッチが多くの問題を解決してくれてきた。来年は、最初からもっと苦しまなくて済むだろう」

「私の契約? 私はうまくやっている。会長の言葉はうれしかった。クラブは私を信頼してきてくれたんだ。私はそれに報いている」