硬貨、タバコ、灯油…誤飲してしまった場合の処置方法

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子どもの誤飲の発生割合は、乳児から3歳未満が90%をしめているといわれています。

好奇心旺盛な子どもは身近にあるものなら、大人には到底考えられないようなものであっても口にしてしまいがちです。

そこで今回は、子どもが誤飲しやすいものやその状況、誤飲してしまった場合の処置方法をご紹介します。

■手に届く身近なものに要注意最も多いのが硬貨やタバコ。

これらはテーブルの上などに無造作に置いてあることが多いので、手の届かない場所に移動させましょう。

吸い殻もそのままにせず積極的に片付けます。

それ以外では、化粧品、アクセサリー、文具など。

洗剤なども興味本位で開けてしまい、誤飲することがあります。

誤飲を避けるためには、おもちゃなどは大きくて安全なものを使用しましょう。

気になるものを口に入れるのは小さな子どもの習性でもあります。

家事が忙しい時間帯などは、大人の目が離れがちですから、特に注意が必要です。

■気道がふさがった場合はすぐに対応をごく小さなものであれば胃まで到達し、便として排出されるためそれほど気にする必要はありません。

ただし飲み込んですぐに呼吸困難になるような場合には、気道がふさがってしまい窒息する可能性もありますから、すぐに逆さにして背中をたたいて吐き出させます。

立てひざをした大人の太ももにうつぶせにした子どもを乗せ、頭が体より低くなるようにしてから、スプーンなどを使って嘔吐(おうと)を誘発させます。

出てこない場合でも手前に異物が戻ってくるため、呼吸が改善されやすくなります。

その後はすぐに救急車を呼びましょう。

■何を飲み込んだかによって処置方法が違う何を飲み込んだかがわからなくて意識がもうろうとしている場合、あるいは針のようなとがったものを飲んだ場合、灯油などを飲んでしまった場合は、無理に吐かせると症状を悪化させる場合があります。

呼吸が確保できていればすぐに病院に行きましょう。

■高齢者の誤飲に注意山菜取りで毒キノコを食べたり、薬の量を多く飲みすぎたり、お餅を喉に詰まらせてしまうといったことは、特に高齢者に起こりやすいケースです。

この場合は、1人がけのイスの上に腹ばいにさせ、両肩の肩甲骨の間を平手で力強く数回たたきます。

その後、飲み込んだものが口の中に見えればすぐに取り出します。

完全に飲み込んでしまっている場合は、水を大量に飲むか、すぐに病院に行くようにしましょう。