医師らが見た公的補助の悪用例「薬の過剰請求や使い回し」「無理な入院」

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エス・エム・エスとQLife(キューライフ)は、2012年12月23日〜2013年1月11日にかけて、「医師」「看護師」「薬剤師」の3者を対象に、「自身が経験した公的補助を悪用した不適切な医療機関の利用」について調査した。

同調査は両社が運営する「院長 jp」「ナース専科コミュニティ」「ココヤク」の会員医師182名、看護師370名、薬剤師192名の計744名を対象に実施した。

不適切な医療機関の利用について尋ねたところ、医療従事者の46.6%が「生活保護受給者によるもの」を目にしたことがあると回答。

「子どもの医療費補助によるもの」は17.2%が目にしたことがあると回答した。

不適切な医療機関利用の内容に関して、「生活保護受給者によるもの」では「過剰な受診」「必要ない量・種類の薬の請求」「実態とそぐわない入院希望」などが多く挙げられた。

中には、「毎日点滴受診。

睡眠薬や湿布、軟こうの処方をやたら申し出る」「家族や知人に分け与える目的で必要以上の処方を要求する」といった意見があった。

「子どもの医療費補助によるもの」では、「コンビニ受診(緊急性もないのに、夜間や休日に病院の救急外来をコンビニのように利用すること)」「家族間での薬の使いまわし」などの回答が多かった。

「36.5度の体温でも夜間救急に受診する」「何回受診してもタダだから受診する。

また、タダのうちに手術するという声をよく聞く」、という意見があった。

また、明らかに転売目的で薬を希望するケースや、処方を断った医師に対して“何かあったら責任取れるのか”などと脅かすなどの報告もあったという。