家族と付き合いを深めたい人は過去最高の71.4%に - 第一生命経済研究所

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第一生命保険のシンクタンク、第一生命経済研究所は18日、「今後の生活に関するアンケート」の結果を発表した。

同調査は、同研究所が実施してきた生活定点調査「ライフデザイン白書」で、人々の生活実態と意識について時系列で把握できるように設計されたもの。

これまでに1995年、97年、99年、2001年、03年、05年、10年に実施し、今回臨時調査を行った。

今回は、東日本大震災後に人々の「家族」「地域」との絆は強まったのかどうかを明らかにすることを目的として、2012年11月に全国の18〜69歳の男女約1,700 名を対象に実施された。

近所付き合いの程度を尋ねたところ、「親しく付き合っている」人の割合は24.4%にとどまり、「あいさつをする程度」の人の割合が高くなっている。

「付き合いはほとんどない」人の割合は11.2%であり、99年以降でもっとも高くなった。

東日本においても、近所づきあいの程度は、2010年と2012年の間に増えてはいない。

性別に「親しく付き合っている」人の割合をみると、2010年から12年にかけて男性では減ったが、女性では増えている。

日頃から不安に思っていることを尋ねた結果、「地震」をはじめ各種の災害・犯罪に対する不安が減少した。

例えば、「地震」をあげた割合は、2010年に73.2%だったが、2012年には66.8%になっている。

地域別にみると、2010年から12年にかけて、東日本では「地震」をあげる割合は減ったが、「水害」をあげる割合は高まった。

今後付き合いを深めたい人を尋ねた結果、「家族」をあげた人が過去最高の71.4%となり、2位以下を大きく引き離している。

2010年と12年を比較すると、「家族」をあげた割合は、東日本で68.9%から74.0%へと大幅に上昇した。

夫婦関係の現状を尋ねたところ、「配偶者とは困ったときに相談しあっている」「配偶者とはよく会話をしている」という項目に、あてはまる(「あてはまる」または「どちらかといえばあてはまる」)と答えた割合は約9割にのぼった。

時系列でみると、「配偶者とは困ったときに相談しあっている」「配偶者とはよく会話をしている」「配偶者と余暇や休日を一緒に楽しむことが多い」という項目にあてはまると回答した割合は、95年以降、おおむね右肩上がりに高くなってきている。

人生設計の状況を尋ねた結果、「ほとんど設計ができている」が4.7%、「ある程度設計ができている」が27.5%となった。

両者を足した割合は、95年以降1割台だったが、今回調査では3割を超えた。

「ほとんど設計ができている」から「現在考えているところである」までを合わせた「人生設計ができている・考えている」人の割合は、今回調査ではじめて6割を超えている。

「人生設計ができている・考えている」人の割合は、60代でもっとも高くなっており、地域別にみると、東日本では、それ以外の地域よりも、割合が高くなっている。