「我々はピッチで見事な返答をしてみせた。アウェーで勝利を取り戻してね。しばらくなかったことだ。良い勝利だった」

インテルは21日、ヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、クルージュに敵地で3−0と快勝した。ベスト16進出を決めたアンドレア・ストラマッチョーニ監督は、このように話している。

「我々は交代をして、重要な選手たちを休ませることができなかった。試合の少し前に(マティアス・)シルベストレやジョナタン、長友(佑都)が起用できないことが分かったからだ。それに、私にとって、(クリスティアン・)キヴはまだプレーできる状態ではなかった」

「我々はとても気合を入れてピッチに向かった。フィレンツェでの怒りや悔しさをすべてぶつけるためにね。フィレンツェでのインテルは私のチームとは程遠くないと分かっていたからだ。相手はチャンピオンズリーグに出場し、(ファーストレグでの)結果を挽回しなければいけないチームだった」

「前半の我々はとても良いプレーをし、勝負を決めた。唯一ネガティブだったのは、(アンドレア・)ラノッキアのケガだ。コンディションについて言うことはできない。確かなのは、タイミングが悪いということだ。ただ、今の我々はとても不運だと言うこともできる」

日曜にはミランとのダービーが待っている。

「ミランが絶好調なのは知っている。だが、試合はまだこれからだ。だから、日曜の試合後にまた話そうじゃないか」

決勝トーナメント2回戦の相手はトッテナムに決まった。

「トッテナムはポジティブな時期にあり、良い結果を続けている。だが、我々はインテルだ。大事なヨーロッパの空気を吸っているんだよ」

最後に、FWアントニオ・カッサーノに賛辞を送っている。

「彼は素晴らしい試合をした。好調であることを示し、3、4人の選手をGKと1対1の状況にして、彼自身も2度のゴールチャンスを手にした。難しい時期でもインテルは屈しない。それを示したんだ。日曜はひどい試合をしてしまった。ひどいエピソードだ。だが、次の日曜に向け、我々は堂々とダービーを戦うために準備できている」