20日のアラブ首長国連邦の英字日刊紙「ナショナル」電子版に掲載された「愛人は中国エリートの必需品」と題した記事によると、中国では富裕層や有力者が愛人を囲うことは一般的で珍しくなく、その現象はどんどん広まっているという。写真はミス中国の審査風景。

写真拡大

2012年2月20日、アラブ首長国連邦の英字日刊紙「ナショナル」電子版の記事によると、宝石商である黄(ホアン)さん(37歳)が今一番欲しいもの、それはお金持ちなら誰もが持っているという「愛人」である。出会い系サイトに募集の書き込みをした黄さんが愛人に求める条件は「身長160―170センチ、綺麗でセクシーで賢いこと」、報酬は「毎月10万元(約149万円)と車1台」だ。このサイトでは、1日あたり数百人近くの女性の応募があるという。21日付で環球時報(電子版)が伝えた。

【その他の写真】

過去30年間、中国では社会と経済政策の緩和に伴い、富裕層や権力のある男たちの多くが昔の悪習を再び持ち出し、愛人を囲い、それによって自身の権力と財力を誇示している。中国社会科学院の専門家は「ある程度地位のある男性が愛人を囲うことは既に、一般的な現象となっており、もはや珍しいことではない。皇帝が側室を持っていたように、彼らはそれを一つの伝統として捉えている」と説明する。

社会学の専門家は「中国が豊かになったことは、愛人を囲うことが広まった要因の一つである。清朝が最も繁栄していた時代にも、一部の有力者が愛人を囲っていた歴史がある。しかし、このような現象は男尊女卑が加速し、男性と女性が不平等な扱いを受けるなかで、男性の社会的地位ばかりが高くなっていった結果でもある」との見方を示した。前出の社会科学院の専門家は「依然男権社会が続く中国では、人より上に行く唯一の方法は、権力のある男性を見つけることであると考える女性がまだ多くいる」と指摘する。

また、愛人になることで、社会的地位を手に入れている女性もいる。例えば、難民としてベトナムから中国にやって来た李薇(リー・ウェイ)さんは、高官たちの間では「みんなの愛人」として人気を集めている。関係を持った多くの官僚が汚職で捕まったものの、彼女は何度も無事に切り抜けてきている。中国メディアの報道によると、李薇さんは今では「女傑」として尊敬の的になっているという。「貧乏人を笑うが、売春婦を笑わない」という中国の有名な社会風刺もうなずける。(翻訳・編集/XC)