あなたの家計簿見せて! ”給料減少時代”の家計診断 (9) 36歳主婦、月収40万円。子供が双子で学費が1度に必ず2倍、貯金はどうすれば?

【相談内容】双子の息子を持つ双子のママです。
双子のため、子ども費(学費)は1度に必ず2倍かかります。
しかし、今のところ子どものために計画的に貯めているお金はなく、無計画で過ごしてしまっているのが現状です。
今後の教育費はどのくらいペースでいくらぐらいを目安に貯めればいいものなのでしょうか? また、今後のことを考えると、今ある貯蓄を住宅ローンの返済にまわしていいものかどうかも悩んでいます。
【プロからの回答です】現在住宅ローンとして、1,950万円の借入金があります。
また変動金利ということで今後金利が上昇した場合、借入金利も上昇していきます。
そうなりますと毎月の返済額も上がっていき、今でも大変な家計管理がますます大変になります。
変動金利は、確かに低い金利が魅力ですが、毎月の返済額が一定ではないため金利上昇時には、家計の収支が赤字になる可能性があります。
そこで、現在ある普通預金と定期預金を解約して返済にまわすことを考えてみてはいかがでしょうか。
お金を貯める秘訣は、あらかじめ毎月の貯金額を決めてそれをお給料から確実に貯金すること。
そしてその残りを支出にまわすことです。
また貯金は収入の20%を目安に考えるとよいでしょう。
(※詳細は以下をご覧ください)双子のお子様がいらっしゃるため一度に多額の教育費負担がかかり、さらに大きくなるにしたがって増えていくので大変かと思います。
特に高校入学、大学入学時には高額の費用が必要になってきますので、お子様が小さいうちに考えておくことは重要です。
ただ、一度に2人分と考えるとため息がでますが、反対に教育費で悩む期間は普通の兄弟に比べると短くなると考えれば、心が軽くなるのではないでしょうか。
文部科学省が発表した保護者が支出した学費総額(大学以外は学校教育費、学校給食費、学校外活動費を含み、大学は入学金、授業料、施設設備費などを含む)は、下記のようになります。
教育資金については、各家庭の教育方針やお子様の考え方によって異なってきます。
しかし、必要最低限として1人1,000万円は準備しておくべきでしょう。
幼稚園から大学まですべて公立であれば約500万円で済みますが、反対に全て私立であれば約1,000万円かかります。
ここは多めに見積もっておきましょう。
幸いにも全て公立の学校に進めば残りは老後資金にまわすことができますので安心です。
藤本様の場合は、双子のお子様ですので、教育資金として2,000万円を目安として貯めるとよいでしょう。
現在住宅ローンとして、1,950万円の借入金があります。
また変動金利ということで今後金利が上昇した場合、借入金利も上昇していきます。
そうなりますと毎月の返済額も上がっていき、今でも大変な家計管理がますます大変に。
変動金利は、確かに低い金利が魅力ですが、毎月の返済額が一定ではないため金利上昇時には、家計の収支が赤字になる可能性があります。
そこで、現在ある普通預金と定期預金を解約して返済にまわすことを考えてみてはいかがでしょうか。
藤本様の毎月の支出の住居費が住宅ローンと管理費を合わせて10万円ということですので、10万円から住宅ローンに支払われている額が仮に8万円とします。
すると今後25年間の返済額は、下記のようになり、今返済をすれば単純に450万円おトクになります。
8万円×12カ月×25年=2,400万円また、この8万円は変動金利のため一定ではなく、今後返済額は増えていく可能性が大です。