この姿勢は危険。ぎっくり腰になりますよ






腰に激痛が走るぎっくり腰。急に腰の筋肉が伸ばされたり、力が入ったりすると、腰を痛めてしまうことがあります。少し背伸びをして腕を伸ばすものの、届きそうで届かない荷物。やっとテーブルの対面に置いてある物を手に取り、持ち上げようと屈んだ瞬間に、腰がギクッ!となったというケースは、類似しているものを含め少なくありません。



自分の身体から離れた位置にある荷物を手に取り、持ち上げる、という動作はそう難しい動作ではありませんが、腰の負担を考えると、疲労しがちな人は特に気を付けたいものです。その理由は、腰の骨を支点として、どのようにバランスをとるか、という点にあります。



私たちの腰には、何もせずに普通に立っているだけで体重の1.2倍の負荷がかかっているのは、実感としては少ないかと思います。前かがみ姿勢を続けていると、腰の当たりがだるく感じたりして、腰への負荷を実感できます。これは、前かがみ姿勢になると、支点が変わり、上半身の重みがかかる位置が腰から遠くなるためです。



その状態で、体から離れた位置で荷物を持つと、荷物の重さの約11倍の負荷が腰にかかり、腰の筋肉は支えるために頑張り続けなくてはならなくなるのです。約11倍という数字を見ると、軽い荷物でも腰への負担としては、小さいものではないと考えられます。



経験的には理解しているつもりでいたとしても、体に近い位置に荷物を置いてから持つ、ということを忘れがちだと思います。これを機に、腰から遠いものを手に取る動作に注意を払ってみましょう。







(文/檜垣暁子)



■著者プロフィール



檜垣 暁子(ひがき あきこ)

オールアバウト 肩こり・腰痛ガイド

http://allabout.co.jp/gm/gp/51/

カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。