判定有きのファイトは好きじゃない。何よりも、現時点でジャッジはMMAを理解しているとは思えない。ただ、多くのファイターがポイントを取るゲームプランを立てているよね。それも確かに必要なんだろうけど、気持ちは戦いにいく。相手を倒すという部分が必要だと思う」

――ユライアの良さを殺すために、遠い間合いで戦うというファイターは増えてくると思います。

「ヘナン・ベラォンのように戦われると、厳しいよね。前に出てくると、思い切りパンチを放って後に下がる……。あの試合は1Rの2分過ぎに肋骨を折ってしまった。言い訳になるかもしれないけど、アレが無ければもっと距離を詰めることはできたはずだ。僕自身がベラォンの動きに合わせる試合をしないといけなくなり、彼のゲームプランは徹底して距離を取ることだったから、ホントに難しい試合だったよ。

戦いにならなかった。ビッグパンチも、ビッグテイクダウンもない大きなダメージを与える攻撃がない試合、ああいうのは僕は好きじゃない。でもビッグファイトほど、勝敗の差でその後が変わってくるから、ああいう細かい部分に拘る試合になってしまうんだ」

――ところで次の大会、メインは女子MMAです。

「UFCもマーケットの拡大が必要だ。女子の試合をメインアクトに持ってくる。僕らが彼女たちの前に試合をして、彼女たちがメインのイベントをサポートする。そうやって、このスポーツを盛り上げていければそれで良いんじゃないかな」

■UFC 157対戦カード

<UFC世界女子バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ロンダ・ロウジー(米国)
[挑戦者]リズ・カモーシェ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
リョート・マチダ(ブラジル)
ダン・ヘンダーソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ユライア・フェイバー(米国)
アイヴァン・メンジヴァー(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
コート・マクギー(米国)
ジョシュ・ニアー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジョシュ・コスチェック(米国)
ロビー・ローラー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ブレンダン・シャウブ(米国)
レイバー・ジョンソン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・キエーザ(米国)
アントン・クイヴァネン(フィンランド)

<フェザー級/5分3R>
デニス・ベルムデス(米国)
マット・グライス(米国)

<ライト級/5分3R>
サム・スタウト(米国)
カロス・フォドー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ケニー・ロバートソン(米国)
ブロック・ジャーディン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・マンリー(米国)
ニール・マグニ―(米国)