日本百貨店協会が2013年1月の全国百貨店売上高を発表し、既存ベースで前年同月比0.2%増を達成した。1月の既存店売上高が、前年実績を上回るのは6年ぶり。日本百貨店協会は好調の理由として、初売り福袋や冬のクリアランスセールが堅調に推移したほか、年末からの円安株高で景気回復に期待感が高まったためとしている。

1月の百貨店売上高が好調の画像を拡大

 2013年1月は、強い寒気による気温低下や中旬の連休に大雪が重なったことで入店客数は減少したが、主要10都市の既存店売上高は1.0%増で商況全体をけん引。商品別では、輸入特選雑貨を含む身のまわり品が3.6%増、高級時計などの高額商材が6.8%増で売上を伸ばした。また、マフラー・手袋などの防寒アイテムのほか、菓子類を中心に食料品も好調に推移し、売上高総額は約5,472億円を計上した。

 プラス成長の理由の一つとして挙げられた冬のクリアランスセールは今年、開始時期にばらつきがあり、元旦営業を実施したそごう・西武の1月売上高が前年同月比4.3%増(速報値)を達成した一方で、開始時期を例年より約2週間遅らせた三越伊勢丹は同5.0%減を計上。全体では、前半が好調で後半に失速する店舗もあったが、大丸東京店を昨年10月にリニューアルした大丸松坂屋百貨店(同3.1%増)や11月に全面開業した阪急うめだ本店が好調の阪急阪神百貨店(同9.8%増)を中心に売上を伸ばした。