ダニ媒介感染症で広島県の男性死亡、国内4人目--このほか9件の疑わしい例も

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厚生労働省は19日、今年1月に国内で感染者が確認された新しいダニ媒介性疾患「重症熱性血小板減少症候群(以下、SFTS)」について、新たに広島県の成人男性の感染と死亡が認められたと発表した。

SFTSとは、2009年頃より中国などにて発生が報告され、2011年に原因ウイルスが特定された新種のウイルス。

ウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染し、発熱や嘔吐といった消化器症状、出血症状などが現れる。

潜伏期間は6日〜2週間で、致死率は約10〜30%。

広島県の男性は昨年夏に死亡し、その後国立感染症研究所が行った血液検査で感染が判明。

国内ではこれまでに3人の死亡が確認されており、今回の事例を合わせるとSFTSによる死亡者は4人となった。

同省によると、このほかにもSFTSの感染が疑わしい事例が9件(19日現在)寄せられており、国立感染症研究所にて順次検査を行っていくとしている。

 なお、SFTSの感染を予防するには、ダニに咬まれないようにすることが重要となる。

同省は、ダニが生息する草むらや藪などに入る場合には、長袖の服と長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくするよう呼びかけている。