今日から始める! 片付け体質になるための3ステップ

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部屋を借りて一人暮らしを始めると、解放感は得られるものの料理、洗濯、掃除などの家事が重くのしかかってきます。ちなみに「平成23年社会生活基本調査」(総務省)によるとフルタイムで働く人が家事にかける時間は1日平均39分。社会人になると家事まで手が回らないかもしれません。ことさら先送りできる掃除は後回し...ということも。今ですら部屋が片付いていない人は、要注意。これから春に向けて片付け上手になる準備を今からしておきましょう。

●散らかっている部屋にはこんな落とし穴が
散かっている部屋を片付けるのはとてもおっくうなこと。「片付いてなくても、汚れていてもそんなに困らないや」、という究極の結論に至る人もいます。しかし、部屋が片付いていないとこれだけのデメリットがあるのです。

<不衛生で病気に!?>
汚れたお皿や生ゴミの放置、さらに人の垢(あか)がたまるとカビが生え、ダニがわいたりします。カビは不快なニオイを発生するだけでなく、アレルギーや感染症を引き起こす可能性もあります。
http://www.toto.co.jp/water/toilet/05.htm

<持ち物が見つからずストレスが増大!?>
部屋が散らかっていると、重要なものがすぐ見つからず、探す時間とストレスがかかります。「労働者健康状況調査」(厚生労働省)によれば仕事や職業生活で強い不安、悩み、ストレスを感じている社会人は58.0%。自分の部屋でさらにストレスがかかるようなことは避けましょう。

<家賃が無駄に!?>
東京都における1畳分の平均的家賃は5,178円(「平成20年住宅・土地統計調査の概要」総務省)。物があふれかえって、1畳分のスペースが使えなくなっていたら、それだけのお金を無駄にしていることに。スペースは有効的に使いましょう。


●片付け体質になるトレーニング
散らかった部屋を片付けて、清潔に保つのはとても労力のいることです。まずは、一度に片付けようと思わないこと。片付ける意識を植えつけたら、生活の中で継続して実践できるようにすることが大切です。

<ステップ1>ゴミを捨てる
片付いていない部屋でよくありがちなのが、ゴミが捨てられていないこと。荷物を整理する前に、空箱のような大きなゴミから、ペットボトルやティシュペーパー、お菓子の包み紙のような小さなゴミまできちんと集めて捨てましょう。

<ステップ2>出したものは、すぐ片づける
ゴミをすぐに捨てるクセがついたら、次は出したものをあったところに片付ける習慣を身に付けます。まずは衣類。着終わった衣類はハンガーにかけクロゼットへ、汚れたものは洗濯場に。すぐ片付けないと、あっという間に衣類の山ができます。また、朝汚くなるのが洗面所。歯磨き粉、整髪剤のキャップはきちんと閉め、ドライヤーも片付けてから出勤するクセを付けましょう。

<ステップ3>気になる一カ所をきれいにする
ステップ1、2では整理整頓がメインでしたが、ステップ3では掃除をして汚れを取り除く習慣を身に付けましょう。まずは自分ができそうな一項目を選び、1日5分を目安に掃除グセを付けます。
[トイレ]
■便器の内側、外側 ■トイレの手洗い器まわり ■トイレの壁、床
[洗面所]
■洗面ボウル、排水口 ■カウンター周り
[浴室]
■浴槽 ■床 ■排水口 ■洗面器、イス、フタ
[台所]
■コンロまわり ■シンク ■排水口
[リビング]
■床 ■窓

掃除を習慣づけるためには、あくまでもスキマ時間で完結させることがポイントです。


●掃除を継続させるためのコツ
掃除を継続させるには、短い時間で効果をあげて達成感を味わうことが大切です。片付けは大きなものから、そして掃除は汚れが際立っているところから始めましょう。掃除をやり始めると細かいところまで気になりますが、まずは5分をメドに「無理なく達成感を味わう」ことを目標にします。

さらに、モチベーションを上げたい人は、あらかじめ友人と約束して招く日を決めておくのも一手です。これ以外に、掃除前と掃除後を撮影して、メールやLINE、twitterなどを通して、家族や友人と成果を共有してみてはいかがでしょう。とにかく掃除の習慣が身に付くまで、いろんな方法を使って習慣付けることが大切です。

片付けや掃除の習慣を身に付けることは、部屋がきれいになるだけではありません。職場でもその習慣を生かせば、机の整理整頓ができ、仕事の効率アップにもつながるでしょう。


著者:森 眞奈美さん
国内外あわせて計12回の引越しを経験。その時の経験を元に、引越し・新生活を円滑に進める情報や提案を新聞・雑誌・Web上で発信。またAFPの資格を取得後は、ビジネス誌、ムック本、Webで生活にかかるマネーの執筆活動も行っている。監修本に『ひとり暮らしの教科書 理想のお部屋に引っ越し編』(毎日コミュニケーションズ)がある。